SEXは人間のすべてを語る






区分 解説
クィア 性嗜好 本来、ホモレズを嗜好とする人々への蔑称なのだが、最近ではセクシャルマイノリティな人々の権利獲得行動の名称として使用されている
クーリッジ効果 社会文化 米大統領カルビン・クーリッジ夫妻が農家を訪問した時の逸話に由来するのでクーリッジという名がつけられた。オスは習性として馴染んだメスには早々に飽きてしまい、新しいメスの出現では俄然性衝動を活性化させ、子孫を残す生き物だといっている
クエン酸シルデナフィル 薬理学 本来狭心症治療薬だったが被験者が陰茎勃起の副作用を発現、勃起治療薬となった。バイアグラの主成分である
くぐり椅子 風俗習慣 風俗ソープランドで利用されている椅子で、座ると男性性器が袋ごと椅子の下に露出する形状(U字型)になっていて、ソープ嬢が性器をサービスしやすくした椅子だが最近は使用するソープが少なくなったといわれている
くさむら叢 性的俗語 女性の陰毛および陰毛の生えているところを指す。官能小説に多く使われる
クスコ 医科学 膣拡張器、本来産婦人科医が診察の為に膣の深部及び子宮頚部の診察に使用する医療器具だが、最近はアダルトグッズなどでもSM系内臓グッズとして販売されている
愚息 性的俗語 自分のペニスのこと
苦痛の梨 性嗜好 中性ヨーロッパで使用されていた女性用の拷問器具。膣の拡張器の変形したものである意味では医療器具でもある。西洋梨のような形の器具が、真ん中でネジで分割されていて、ネジを回すことで梨が大きく二つに分かれる仕組みのもの。おそらく宗教裁判で用いられたのではないかと推測する
屈曲位 性用語 性行為の基本体位のひとつ。正常位の位置から女性の膝を曲げ、両膝を上に持ち上げる体勢。挿入深度や膣への挿入角度に変化が与えられる。いかにも妊娠させる為の体位にも見える体勢だが、セックスのフィニッシュに用いられることも多い
頸管粘液 医科学 子宮の入口付近にある子宮頸管から分泌される粘液。月経周期に応じて分泌量や質を変化させ妊娠の準備をする粘液。排卵期には量的に最大となり無色透明度を増し、粘液度を弱める。排卵期以外は粘度を高め精子の侵入を防御しているともいわれる
クライマックス 性的俗語 オーガズムのこと
グラインド運動 性用語 セックステクニックのひとつ。いわゆるグラインド系の動きの事で主に腰使いを指す。時には挿入した亀頭部による円運動や騎乗位における女性の腰の円運動なども含まれる。「の」の字を描く動きを連続すると考えてもいい。:回転運動
クラインフェルター症候群 医科学 男性に生じる染色体異常、正常な場合男性の染色体はXYが対になっているが、XXYなどX染色体が多い、この症状の総称がクラインフェルター症候群。症状はマチマチだが乳房の発達、不完全な男性型体型、不妊、社会などとの不適合などが起きる。治療の主体は男性ホルモン、テストステロンの補充により、正常な勃起及び射精能力を得ることは可能だが、完全な生殖能力には問題を残す
クラミジア 医科学 クラミジアという細菌に分類される微生物による性感染症。感染しても無症状なことが多く、潜在化と拡散が顕著なSTD。男性に発症の率が高く、尿道炎に似た症状が現れる。女性の場合は分泌液の変化や性交痛などの症状がでる
グリコーゲン 薬理学 肝臓や筋肉に含まれている多糖類、肉体のエネルギー源と言われる。精力の減退に効果があるといわれる物質。牡蠣に多く含まれる事から、牡蠣エキスが精力剤のようにして販売されている
クリトリス 医科学 クリトリスは外性器・大陰唇の上部結合部の裏側にある。クリトリスのある陰核全体は亀頭部と包皮部で構成されている。大陰唇を手で開くと、それに引っぱられて小陰唇も開き、そこにプツッと豆粒のようなものが顔を出す、それがクリトリス(陰核亀頭)である。その亀頭の上部は陰核頚部に繋がっている。クリトリス全体は3センチ以上あるが、ほとんどは体の中に埋もれており5ミリ程度が顔を出している。一般的にこの5ミリ程度の部分をクリトリスと読んでいるが、茎は身体の内部に伸びて恥骨で終結する。女性の性感帯の女王さまと呼ばれる部分だが、性感帯として優れているといういうよりは、刺激に最も反応する部分だと考えるのが正しい。セックスにおいて、女性のオーガズムを引き出す魔法の扉のように賞賛されているが、盲信は禁物な部分だと云える。ヴァギナへのペニスの挿入とクリトリスへの同時併行による刺激において有効な性感帯である。包茎男性の亀頭とおなじ状態なので、刺激に大変弱く、痛みやくすぐったさを感じるだけの女性も多い。異論もあるが男性の亀頭部を刺激して勃起、マスターベーションで摩っている快感までの性感と考えるのが妥当、射精には至らないのだから、その性感には限界があるという説もある。:陰核、さね
クリトリス・オーガズム 医科学 クリトリスは、女性の外性器で最も性感が強い組織と考えられ、組織全体が性感が強いとされている。摩擦系より圧迫系刺激に快感を誘発する。発生学的には男性のペニスの原形であり、発生学的見地から女性が最も感じる所であり、オーガズムを得る部分と解説している。結果的にセックスにおいてのオーガズムもクリトリスで感じるということになってしまうのだが、この短絡的クリトリスオーガズム解説には多くの疑問があるのも事実である。疑問1:クリトリスは外性器なので女性のオーガズムはペニスの挿入は不要なのか?疑問2:フェミニズムが主張するように快感を得るためにマスターベーションすることのとセックスでオーガズムに達する事は同義なのか?疑問3:夫婦生活の長い人々ほどクリトリスオーガズムに懐疑的なのはなぜか?疑問4:自らの身体は自らコントロールしたいというフェミニズム思想の延長上にオーガズムを得るのに男は要らないという考えが潜在してないか?疑問5:何故、女性は愛撫段階で充分性欲を活発化させると、ペニスの挿入を望むのか?疑問6:所謂オーガズムの頂点で気を失いかける場合、そのほとんどがペニス挿入時であるのはなぜか?疑問7:発生学的クリトリスオーガズム説だと、男の射精にあたるものの存在を何と置き換えるのか、まさか滅多に起きない潮吹きだなどと説明するわけにはいかない。つまりクリトリスではオーガズムの完結性が説明できていない。など等疑問は尽きない
クリトリス組織 医科学 一般にクリトリスと呼んでいるのは、クリトリス包皮に包まれた(仮性包茎状態)陰核亀頭部(陰核体の先端)のことである。膣前庭の最上部に現れているのは、クリトリス全体の一部に過ぎない。クリトリスという陰核体組織は陰核海綿体で出来ていて、クリトリス包皮に包まれた亀頭部を中心に左右に、陰核海綿体の陰核脚が伸び、体内下方に伸びている。陰核脚は最終的に恥骨に付着している。全体では3、4センチ近い長さがあり、Gスポットやスキーン腺との関係もあるのではないかと云われる所以である。女性の外性器で最も性感が強い組織と考えられ、組織全体が性感が強いとされているが、摩擦系より圧迫系刺激に快感を誘発する。発生学的には男性のペニスの原形であり、性的刺激により組織全体は1.5倍程度になると考えられている。女性器切除が問題になっているが、その目的が女性に快感を与えないようする男の浅はかな陰謀であったことは、よく知られている。この社会的問題を別にすると、クリトリス組織全体を切除された女性でも、性交で快感を覚えるというデーターは、意図的に隠されているようである。つまり、マスターズ博士の報告を悪用?女性の性感はクリトリス唯一説のフェミニズム論者に利用されている疑いもある。しかし、女性の重要な性感体であることが否定されるものではない。また、ホルモンの影響下にあるので、男性ホルモンが強く作用すると、先天的、後天的に陰核肥大を起すことがある
クリトリス包茎 医科学 クリトリスは大陰唇の上部結合部の裏側にある。クリトリスのある陰核は亀頭部と包皮部で構成されてるが本来大陰唇を手で開くと、それに引っぱられて小陰唇も開き、そこにプツッと豆粒のようなものが顔を出す、それがクリトリス(陰核亀頭)である。この亀頭の上部は陰核頚部に繋がっており陰核の全体は3センチ以上あるのだが、ほとんどは体の中に埋もれており5ミリ程度が顔を出しているに過ぎない。クリトリス包茎はほとんどの場合、仮性包茎状態で、日本人ではクリトリス亀頭部が露出している方が少数派である。セックスで興奮すると亀頭部が顔を出すのが普通だが1割程度の割で真性包茎が認められる。しかし、クリトリスが隠れているだけなので、皮の上からでも充分に感じるのであまりセックス上問題はない
クリトリス包皮 医科学 クリトリス亀頭部を被っている恥丘下部から下がる畝・ウネ状の包皮。一見小陰唇の上部と重なっているため、見分けがつきにくのだが上部から覆い被さるように陰核亀頭(クリトリス亀頭)を包み込んでいる。小陰唇とは全く別の組織で、陰核が剥き出しでは強すぎる刺激を和らげ、乾燥などからも守っていると考えられる。長さは長い女性では小陰唇と同等近いこともあるが日本女性では1,2センチが多い
クレバス 性的俗語 陰裂。女性の外性器の大陰唇、小陰唇で閉じられた膣前庭部が縦長に見えることから氷河のクレバスに似ているのでつけられた呼称
クローニング 医科学 クローンを作製することを指す
クローン 医科学 一口で言うと「遺伝的に同一である個体や細胞の集合」である。96年に成体の体細胞使用してクロー羊「ドリー」が生まれ大騒ぎになったのだが、それ以前から受精卵発生初期(胚)を使用したクロー技術は確立され、家畜の世界では常識だった。にも関わらず、何故あれほどの騒ぎになったのかは、実は「ドリー」が無性生殖で生まれたクローンであることに尽きる。受精卵胚を使用するクローンは成体の遺伝的特徴がわからないので、同じ受精卵からとった細胞でも、成長した固体は同じ遺伝子は持っているが、生まれる前から遺伝的特徴を特定できない。しかし、成体細胞を使う方法では、理論上生み出される生命体は体細胞を採った親とまったく同じ遺伝子と遺伝子の組合せを持っているので、固体の特徴を予測出来ると言うことが重大なのである。また、受精卵胚の利用には限度があり、経済効率も非常に悪いのだが、成体細胞の利用は、ほぼ無限であり理論上はクローンを無限に生産できる事も意味している。原子力の利用同様、いい方向でのみ利用されることは、人類にとって有意義なのだが、家畜や絶滅動物のクローンが可能と云うことは、当然人間の成体細胞クローンは理論上可能になり、着々と準備に入っている可能性を示唆する情報も見られる。将来は、男女の生殖の必要がなくなり、人間が有性生殖から無性生殖も可能な時代が迫っている。この問題は、生命学に止まらず、将来的安全性、倫理、差別、優生学的見地、宗教、文化などなど課題が満載の問題を提起している
クンニ 俗語 クンニリングスの略称
クンニリングス 性用語 クンニリングスとは男が女性の外性器周辺を主に口及び舌を使って愛撫すること。セックスにおける前戯の終着点でもあり、愛液の少ない体質の女性ではクンニリングスによって唾液を補充することが出来る。クンニリングスをクリトリスを愛撫することだと勘違いしている男も多いようだが、クンニはクリトリスが全てではない。対象は性器全体(クリトリス、大陰唇、小陰唇、会陰、膣前庭、尿道口、肛門など)であり、その全てを愛撫することが必要だといわれている。女性が男性のペニスを愛撫するのはフェラチオ