SEXは人間のすべてを語る







区分 解説
精液 医科学 生殖するために男性が陰茎の尖端から女性の体内に放出する、精子を含んだ液体。乳濁色である程度の粘り気があり、放出時には男性は快感を憶える。1回の放出量は数ミリリットルで個人差が大きい。精嚢分泌液と前立腺分泌液で構成されている。
精液検査 医科学 不妊の疑いがある場合に行う検査。4,5日の禁欲の後、手淫で精液を採取し顕微鏡下で数や運動率や奇形の有無を調べる
精液プール 医科学 女性はオーガズムの過程において興奮期に入ると、膣の前方3分の1を隆起させて膣の入口を締め、逆に膣の奥の方は膨らませてテント形成現象を起こし、精液の溜まるスペースをつくる、このスペースが精液プール
性科学 医科学 人間のセクシャリティを包括する学問領域には至っていない曖昧な学問領域。ジェンダーや女性学は社会学の領域、医学上の領域は産婦人科学会や泌尿器科学会、性障害のカウンセリングなどを扱う臨床心理士など等得意分野で活動している学問分野。横断的に人間の性を見つめる学問は未だ出現していないが、最近漸くその必要性に応じようとする動きが見られる
性感 医科学 性行為によって一定の生理的快感を感じる事を性感という。しかし、現実に人間身体には性感という感覚受容体は存在しない。にもかかわらず明かに快感を感じるのは体性感覚と皮膚感覚の中の一部が変形したものか、或いは兼務しているのではないかと考えられている
精管 医科学 精巣上体と射精管を繋ぐ一対の管状器官で射精管の近くには膨大部形状をなしている。精巣でつくられた精子を保存する精管膨大部に運ぶ為の器官。精子は自分で移動せずこの管状器官の蠕動運動で運ばれる。余計なエネルギーを精子に使わせないように工夫されている
性感極期 医科学 *オーガズム参照
性感染症 医科学 性行為で感染する病気の総称。STDとも呼ばれ、細菌、ウィルス、クラミジアなどが媒体となる。性病予防法が対象とする性病は梅毒、淋病、軟性下疳、鼠径りんぱ肉芽腫の4つ。しかし、最近ではこれ以外の性行為での感染疾患が増加したので、性病とういう表現から性感染症STDという表現に変わっている。性器ヘルペス、尖圭コンジローム、トリコモナス膣炎、クラミジア感染症、カンジダ感染症それとエイズである。最近はSTDと呼ばれることが多くなった
性感帯 性用語 触られることで性的に感じる身体の部分。普段触られるとくすぐったい部分や毛が生えている部分は性感帯があるといわれている。人間には基本的に性感という受容体はないので、科学的検証はいまだ確実なものではないが皮膚感覚が大脳の司令により、性感機能も果たしていると考えられている。ほとんどの男女が感じるといわれる性感帯は性器、乳首、会陰、肛門、首筋、内腿などだが、個人差が大きい。又同一人でも日によってやシチュエーションの違いなどで、全て一律ではない
性感マッサージ 風俗習慣 風俗・女性従業員が肛門から指を挿入、主にM系の男性客の前立腺をマッサージするサービス。時には性的な体のツボに触れたり圧することで、相手に性的興奮を与えるマッサージとして使われることもある
性器クラミジア 医科学 最近最も多いと言われるSTD。クラミジア・トラコマティスというウィルスによる感染。昔トラホームという目の病気と同じウィルスによって起きる、フェラチオでも感染するが症状が軽度な事が多く見過ごされることの多いSTD。男性は排尿時の痛みと尿道から膿、女性はオリモノの増加程度が多く感染に気づきにくい
性器信仰 風俗習慣 農耕民族にとって収穫の良し悪しは概ね自然が頼りだった。自然を頼ることは豊穣を頼む存在はお天道さまや神ということになる。妊娠という現象は畑に種をまき、豊かに実り(腹が膨らむ)収穫する(出産する)という象徴的姿に写った。本来であればストレートに女性器がシンボルとなった偶像崇拝が起きるべきだったが、月経の存在や当時の宗教政治の男女関係がそれを拒否、間接的だがタネを撒く陰茎に偶像を見出して生まれた偶像崇拝的信仰。縄文時代の石棒から朝廷の五穀豊穣の儀式で呪具として使用され、後の民間信仰へと繋がった。関東地方に多くみれれる道祖神も密教文化として広がった。陰茎が神格化するのは日本で顕著だが最近の研究では英国のストーンヘッジはペニスを象徴したのではという研究も発表されている
性器脱 医科学 *子宮脱参照
性器ヘルペス 医科学 単純ヘルペスウィルスHSVによる感染で性器やその周辺に水泡や潰瘍が出来るSTD。性行為によって感染、フェラチオなどでも感染する。一度感染すると治癒したようにみえても神経節にウィルスが残存するので再発が起きやすい。
性筋 医科学 膣内壁に沿ってある筋肉。平滑筋で内臓筋とも呼ばれ不随意筋なので自分の意志で自在に動かすことは出来ない。膣口付近の筋肉(8の字筋)とは別である
性具 風俗習慣 概ね江戸時代に発達した、性欲処理用の道具。現在ではアダルトグッズと言う事になる。張り形、偽茎、安楽形、随喜などがある
性嫌悪症 精神・心理学 性行為には性欲と相手の異性と性的に結びつきたいという意識が必要になる。性嫌悪症は何らなの理由で後者の意識や欲望がかけている症状。多くは女性に発症する症状で、レイプ経験など極端な場合以外にも、アダルトチルドレンから現れる場合もあり、親からの性を蔑む教育から嫌悪を憶える場合もある。初体験時の痛みが引き金となる場合もあるし、痛いのではという恐怖心が原因の場合もある。最近はジェンダー教育の影響なのか男性の嫌悪症も増える傾向を示している。マスターバーションした方が気持良いし疲れない。数回性交に失敗した為もう恥を掻きたくないなどである
性交 医科学 男女が性的に交わり、男性性器と女性性器を結合すること。主な目的は生殖と愛情表現及び快楽の享受である。人間社会では、3っすべてが一致することは珍しく、ひとつ又は二つの目的が結びついて行われている
性交死 医科学 *腹上死参照
性交痛 医科学 性交為中に性器・生殖器に痛みを感じること。主に女性に起きる症状だが初体験時の痛みは含まない。何らかの病気か心理的原因で惹き起される。痛みは膣口付近と膣奥に分けられる。膣の炎症や腫瘍や閉経による膣萎縮などで痛みを誘発する場合は、その特定の原因を治療することで改善する。性交痛を感じる病気は膣炎、子宮内膜症、骨盤感染症など。問題は心理的原因で起きる痛みである。単純に性嫌悪による分泌液不足から、緊張の極限で軽度のワギニスムス(膣の痙攣)から、まったく原因不明の痛みまで充分な解明がなされているとはいえない
性交疼痛症 医科学 *性交痛参照
性交能力の年齢 医科学 ハッキリした定義は勿論ない。男性は陰茎が勃起した時点から性交は不可能ではないが常識的には勃起と射精が出来るようになった時ということが言えるので、10〜12歳前後から可能で終了は陰茎が勃起できなくなった時ということになるだろう。推定年齢は非常に個人差が大きいので特定しにくいが65歳〜75歳かと思われる。女性は第二次性徴後辺りがスタートになる。終了は女性の場合非常に難しく、閉経後でも性交は可能であり、ケア如何では物理的には死ぬまでということも出来る。勿論ここでいう年齢は社会的制約、法的制約、快感の有無などは考慮していない
性差 医科学 性差とはオスとメスの生物学生理学的区別と社会文化的に出来上がった男女の区別を指す。最近ではジェンダーという言葉で表現されるが社会文化の分野に限定されている
精索静脈瘤 医科学 腎臓と精索を結ぶ静脈の流れが逆流し、陰嚢上部のつる状静脈叢がうっ血している状態。不妊の原因になることもある
精子死滅症 医科学 精液の中の精子が何らかの原因で死滅している状態。勿論不妊の原因になる
性自認 精神・心理学 性同一性とか性の自己認識ともいう。人間が有している自分の性別の認識、自分が男か女かが確信できていること。通常何の難しいこともなく男か女と認識してしまい、身体的性別と性自認は一致する。しかし、半陰陽などでは一致するとは限らず、又性同一性障害などでは身体的性別とまったく異なる性を確信している事も判ってきた。最近ではそれを異常という位置づけではなく、セクシャリティとして認める方向に進んでいる
精子の数 医科学 精子は一日に5千万個から数億個作られ、一生には兆単位の精子を製造している。1回の射精で放出される精子の数は5千万から数億といわれている
精子無力症 医科学 精液の中の精子が活発に運動していない状態。妊娠には充分の精子の数が必要だが、精子の元気のよさも重要になる。主に運動率が問題で、精子が元気に泳ぎまわっている必要がある。元気の悪い精子は卵子の中に入る為に酵素を分泌を必要とするが、この酵素が分泌しない事が多い。不妊の原因になる
性周期 医科学 性成熟期の女性の月経周期のこと。視床下部、下垂体、卵巣、子宮などが連繋して女性ホルモンの影響を受けて、繰り返される。閉経を迎えるとこの周期は消滅する
正常位 性用語 性行為の基本中の基本の体位。女性が仰向けになり膝を曲げ、股を開く。男性がその又の間に腰を入れて挿入する体勢
性障害 医科学 正式には性機能障害という。何らかの原因で正常に性行為が出来ない状態で何らかの病気が原因の場合と心因性の場合がある。男性では勃起機能不全(ED)が中心だが、その他に性的欲求低下、早漏、逆行性射精、射精管閉鎖などが挙げられる。女性では性嫌悪、性興奮障害(濡れない)、オーガズム障害、性交疼痛症、ワギニスムスなどがある
性衝動 精神・心理学 リビドーとも言う。WHOが「本能としての性欲」を定義するために使っている言葉。グロスマンによると「器官の要素(ホルモンと中枢神経)」と「外的刺激の結合の総和」と定義し、「性交やオーガズムを獲得するためのあらゆる他の行動とも連結したもの」と加筆している。単純に本能とか性欲と同じと理解しても問題はない
生殖器 医科学 生殖をするために必要な身体の器官。男女別々の生殖器を持ち、その結合(性交)で生殖行動を行う。男性の主な生殖器は精子をつくる精巣及び陰嚢、精子を運ぶ精巣上体・精管・射精管・尿道・陰茎、精液の成分を分泌する精嚢・前立腺・カウパー腺、性交する陰茎(ペニス)。女性の主な生殖器は卵子をつくる卵巣、卵子を運び受精する場所卵管・子宮、性交するための膣・陰核・陰唇、胎児を育てる子宮及び胎盤
成人T細胞白血病リンパ腫 医科学 リンパ系の悪性腫瘍、ガンの一種といえる。ヒトT細胞白血病ウイルスI型の感染で引き起こされる病気。感染ルートは母乳による、性行為による、輸血によるの3ルートと思われる。
精神分析 精神・心理学 フロイトによって創始された意識と無意識の人間心理の治療の為の方法。分析を受ける側と分析する側が交流を深め、深層に眠る無意識の意識を解放して、自由を取り戻させる心理療法。現在では脳科学の発達や認知心理学の台頭で、精神分析学自体には疑問も現れているが、様々な改良によって現在でも用いられることがある。現在は認知心理学からなる認知行動療法と薬物療法が主になっている
聖水 性的俗語 女性の尿のことだが、性癖に属しオシッコフェチの人々が好み、用いる言葉
性腺刺激ホルモン 薬理学 ゴナドトロピンともいい、性腺に作用して性ホルモンの分泌を促すホルモン。下垂体性ゴナドトロピンは排卵を誘発、プロゲステロンの分泌を促す。睾丸を刺激し、テストステロンの分泌を促す
性染色体 医科学 男女という性を決定する染色体。人間には23対の染色体があり、それぞれの染色体に数百個の遺伝子が含まれている。性染色体は、これらの対をなす染色体の1つです。2本の性染色体があり、1本の性染色体はX染色体かY染色体となる。男性はXY、女性はXXとなる
精巣 医科学 睾丸ともいう。男性の生殖器のひとつで、精子を製造する器官。左右に1対あり、陰嚢という袋状の組織に収まっている。
精巣がん 医科学 精巣に発生する、発症率の低い癌で男性の15歳から35歳に多く発症する。原因は不明、無痛のしこりや腫れが初期に見られ、進行とともに下腹部への重圧感や鈍痛がある
精巣機能低下症 医科学 精巣や下垂体の疾患で起き、男性ホルモン・アンドロゲンの欠乏が見られる。この欠乏が思春期の前後で異なるが、体毛ひげの欠如、高音の声、性欲の低下、外性器の未発達などがある。クラインフェルター症候群、カルマン症候群、Prader症候群の原因といわれている。不妊の原因になる
精巣上体 医科学 副睾丸ともいう。精子の貯蔵庫で、液体性分泌物を加え精液をつくる器官
精巣上体炎 医科学 前立腺炎からさらに細菌が侵攻して精巣上体にまで感染して起きる炎症。膀胱へのカテーテル挿入時や尿路感染が拡大して起きる炎症
精巣捻転症 医科学 精巣つまり睾丸が回転して、精管が捻れてしまう症状。思春期から25歳くらいまでの発生頻度が多い。精管が捻れ精巣への血流が途絶え、精巣の死滅の危険がある病気。精巣に極度の痛みがあるので、意外に直ぐ判る
性徴 医科学 男女性差の特徴を現す主に肉体生理的状態。第一次性徴は生まれて直ぐの男女の外性器の違い、内性器である精巣や卵巣などの違いである。思春期になると第2次性徴が始まり、性器以外の部分にも変化が出てくる。視床下部、下垂体や男女別々のホルモン分泌により、男性は陰茎、精巣が急激に成長、陰毛が生え、喉ぼとけでて声変わりをする。さらに進むと射精を経験する。女性は乳房が急に膨らみ、性毛が生え、体つきが丸みを帯び、初経を迎える
精通 性用語 初めて精液が出ること。10歳前後で起きることが多い
性的回避 精神・心理学 理由の如何を問わず、性的に異性と接する事を避ける状態。多くは男性に見られ「AVを見ながらマスターベーションはできる、その方が心地良い」「失敗したら笑われそうで怖いので」「一人でするマスターベーションの方が楽で良い」などだが回避性の人格障害が幾分見え隠れしている状態
性的指向性 精神・心理学 恋愛や性欲の性的対象の方向性。一般的に性的対象は異性に向けられるが、異性愛者の場合同性に向くなど。ヘテエロセクシャル、ホモセクシャル、レズビアン、バイセクシャル
性的勃起 医科学 陰茎の勃起は神経と血流に左右されるが、勃起は刺激によって二つの勃起に分けられる。性的勃起とは精神的情緒的刺激によって引き起こされる勃起である。例えば、恋人と岸している時、性行為をしようとしている時、エロ写真を見たり、アダルトビデオを見て。大脳が刺激されて起こる勃起である。もう一方の勃起は反射性的勃起で物理的に陰茎などを刺激することで起きる勃起
性的欲求低下障害 精神・心理学 いわゆる性欲が減退した状態。性的欲求は個人差があるが、当該個人の中で疲労、ストレス、不安などによって一時的な低下みられる。また加齢による性欲低下が見られる。また、生まれつき性欲が乏しい場合や子供時代の性的経験がトラウマとなって性的欲求が閉ざされることもある。しかし、多くの性的欲求障害は鬱・不安・抗鬱薬などの影響やテストステロンの減少によることが多い。検査は血中のテストステロンの濃度測定で行うが治療は行動療法、感覚集中法など心理療法、ホルモン補充療法などの併用で行うことが多いが劇的に治癒する事は難しい
性同一性障害 精神・心理学 肉体的に男か女のいずれかに属しているのに、自分の肉体的性別を受け容れる事が出来ず、ごく当然のように精神的性別を受容している人々の日々の状態を指す。インターセクシャルや同性愛とは全く異なる症状
性倒錯 精神・心理学 概念上広い範囲を示し、「生殖に結びつかない性衝動(性欲)や性的行為」は取り敢えず性倒錯といえる。質量による倒錯の区別もあり、淫乱症のように一日中性行為をしていても満足できないような量的倒錯や性欲の対象が物であったり幼児や老人であったりの質的倒錯がある。パラフィリア・精神医学でいうなら「性嗜好異常」でフェティシズム、露出狂、窃視症、小児愛などが考えられる
精嚢 医科学 前立腺の後部に位置する一対の袋状の器官。開口部は精管膨大部と結合、射精管に通じている。多くのアルカリ性粘液を分泌、精液の成分の70%がこの分泌液。精嚢分泌液は精子のエネルギー源といわれている
性犯罪 犯罪 主に強姦、強制わいせつ、公然わいせつ等の刑法上の犯罪を指す。しかし、条例やその他の定めによる電車内痴漢、盗撮、のぞき、淫行、セクハラ、下着窃盗、売春、援助交際など広義には多くの犯罪乃至は禁止行為がある
生命科学 医科学 ライフサイエンスともいわれ、生物、特に人間が快適に生命を全うする為の仕組みを考える学問領域。具体的には、生命の仕組みを考え、自然環境を考え、社会環境を考え、最終的目標は人間の命に役立つ環境や薬などを開発する。今世紀は「バイオテクノロジーとナノテクノロジー」融合だといわれてる
性毛 性用語 *陰毛参照
性役割 社会文化 フェミニズムの観点から、男は度胸、女は愛嬌とか「女はおしとやかに」「男は泣くな」など肉体的性差で押しつける文化(性役割)は女性の隠れた能力を押さえ込む悪い文化であって、男らしさ女らしさという押し付け(性役割)を排除しようとしている
性欲 医科学 人間の3大欲求のひとつ。食欲・睡眠欲・性欲なのだが、ある意味「性欲」は欲求がなくても生命に異常は起きないし、欲求が満たされないからといって、死に至る事もない欲求。種の保存(生殖)には欠かせない欲求だが、現代科学においては必ずしも「生殖に」不可欠なものとはいえなくなってきた。また、快楽の為の性欲においては、性欲があって快楽を求めるもので、快楽を求めるために性欲があるわけではない。脳の旧皮質に属する視床下部が人間の性欲にとって重要な役割を果たしているので、動物的欲求ともいえる
生理痛 医科学 月経が起きる前後に起きる腹痛や頭痛などの不快な症状。若い女性に見られる生理痛は血流が子宮頚管を通過する時に起きるとか、ホルモンバランスの変化で子宮が収縮する為に起きるのではないかと考えられている
生理不順 医科学 正常な月経は25〜30日の間隔で規則正しく訪れる。この間隔が短くなったり長くなったり不規則な月経を生理不順・月経不順という
セーフ・セックス 性用語 基本的に安全なセックスをすること。STDやHIVに感染しないようにコンドームを使用してセックスをすること
脊髄損傷 医科学 脊髄は脳幹から伸び、背骨の中(髄)を通っている非常に太い神経。いわゆる中枢神経なので、基本的に再生はしない。概ね脊髄を損傷すると身体に麻痺が残る。上部の損傷ほど広い範囲の神経が麻痺する。脊髄が完全に切れた場合には、そこから下の部分には脳からの命令が届かないので、まったく機能しなくなる。全損と一部損傷であらゆる機能にリハビリは異なる。性行為においても重大な影響があるが、まったく不可能というものではないようだ。あくまで何処が損傷したかで決まるものである
セクシャリティ 社会文化 一般的にはその個人の性的指向性ということだが、多くの男女はヘテロセクシャル(異性を愛するセックスしたくなる)。この他にホモセクシャル(同性愛)バイセクシャル(両方を愛してセックスする)がある。少数派であるセクシャリティの帰属で差別を受けたりする現実を回避する方向に世界の潮流は向かっている
セクシャル・ハラスメント 犯罪 広い意味の人権侵害といえる。主に勤労中、勉学中など、その個人の意図に関わらず、相手を不快にさせるような性的な言動をすること。ここでいう「性的言動」はその言葉を受けた人の主体性が重要なので、「不快を受けた」と思われたら、セクハラである。発言した側の抗弁「前の日にA君だって同じ事を言った」は通用しない。また、ポルノ雑誌を公然と読みふけるような行為もセクハラの範囲として受けとめられている
セクシャル・マイノリティ 社会文化 少数派の性的な指向や趣味・セクシャリティ。性同一性障害、同性愛など
セクハラ 犯罪 *セクシャルハラスメント参照
女衒 社会文化 ゼゲンと読む:江戸時代に諸国を回り、遊女にすべき女の子を金で買って歩いた男たち。いわゆる人買いである
セックス・カウンセラー 精神・心理学 性嫌悪や性交痛など性の悩みをカウンセリングおよびセラピーする人。主に臨床心理士や心療内科の医師が行う。心因性の性的悩みの解決は時間を要し、全人格的カウンセリングが必要で困難な治療ケースが多い。自称、セックスカウンセラーだと名乗るものも多数存在するので注意が必要
セックス・フラッシュ 医科学 主に女性が性的に興奮した時、上腹部に赤い斑点が現れる現象のこと。白人などでは、丘疹となって現れる場合もある。まれだが男にも現れることがある
セックス回数 性用語 セックスの回数が自慢になるのかどうかハッキリしないが、気になることは事実。しかし、セックスという行動に集約するとマスターベーションによる射精回数はどうのように扱うのか大変重大な問題になってしまう。時代の遷り変わりでもセックスに費やす回数の増減がある。平均標準回数にも多くの説があり、どれひとつ科学的というよりもアンケートの数字であり、信憑性の問題も残っている。結局結論はないのだが、最近のデータを見る限り、日本人の助平度は相当低下しているらしく、30代でも月2回程度になっているのが現実のようだ。20年前なら、2,30代の夫婦であれば2週間に3,4回セックスをするのは当たり前だった。10代時期にはほぼ毎日マスターベーションで射精するのが常識の世界だったが、最近の生活環境はマスターベーション以外に精力のはけ口が多くなった所為か、ここまでの頻度ではなくなったようだ。性科学者もその点に大きな警鐘を鳴らしている
セックスレス 精神・心理学 性的関係のある同居同棲カップルで1ヶ月以上セックスがない状態。様々な時代背景から1ヶ月性的交渉がないのはよくあること、定義が極端だという議論も聞かれるが、データ上は1ヶ月ないカップルは数ヶ月同様に性交渉が無いので、1ヶ月を基準にしたようだ。しかし、医師等に相談したカップルと全く意に介せず性交渉しないカップルもいるので、夫婦が半年以上性交渉がない場合程度に考えても差し支えなさそうだ。それにしても、双方の合意であれば問題ないが、一方がセックスを望んでいる場合には夫婦間に亀裂が生まれることもあり、何らかの対策を考えるべきである
絶倫 性用語 その昔はずば抜けた能力の持ち主という意味だったが、現代では精力絶倫を指す。この精力絶倫の解釈も分かれ、何度射精しても頑張れると、何時までも射精せずに女性の求めに応じるがある
セフレ 社会文化 セックスフレンドの略。フリーセックスの風潮や出会い系サイトなどの発達で、恋愛感情などを極力排除して、男女双方が単純にセックスを楽しもうという傾向から成立した男女関係。恋人とか彼氏ではなく、主に目的をセックスに限定した男女の関係。現実には、好意を抱く関係でもあるのでセックスに限定している友人というより、セックスが主体の男女の恋愛関係と考えてもいい
ゼリー 薬理学 膣内分泌液の補充に利用されるゼリー状の潤滑剤。中には殺精子剤が含まれているものもある
セリバシー 社会文化 禁欲主義の一種
セレニウム 薬理学 セレンともいう。体内で必要とされるミネラル分の一種。ビタミンEと同じく抗酸化物質で、細胞組織の酸化(細胞の老化)を防ぐ。ビタミンCあるいはビタミンEと一緒に摂ると働きが強くなると言われている。まだまだ不明な点の多いミネラルだが、発ガン性物質を無力化したり、免疫力の向上、血管の拡張、フケの予防などの効用が指摘されている
セロトニン 薬理学 脳内で作られる脳内神経伝達物質のひとつ。ほかの神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、精神を安定させる作用がある。セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、うつ病になりやすいなどといった指摘もある
前戯 性用語 性器の結合という性行為に入る準備段階として、主に男性が女性に行う愛撫。この行動は女性の膣の潤滑液(愛液)の漏出を促進してペニスの挿入を容易にすること。また、双方の性的興奮をより大きなものにする効果がある
前交連 医科学 男女の脳の性差でよく引き合いに出される部分で、左半球と右半球を繋いでいる部分のひとつで、左右の大脳新皮質と旧皮質をともに結びつけ、喜怒哀楽などの情動を司る部分。もうひとつが脳梁である。この二つの部分の男女差が非常に激しいと脳科学は語っている
前後運動 性用語 *ピストン運動参照
前座位 性用語 性行為の基本的体位。座っている状態の男性の上に、女性が対面するかたちで跨り結合する体勢。男性側の動きは少なく、グラインドやスラスト運動が中心になる
前視床下部間質核 医科学 脳科学の男女性差研究で注目される脳の部位。特にホモセクシャルの男性脳では、この部分で脳の女性化が起きているのではと推測される現象が起きている
染色体 医科学 生物の体をつくり上げている細胞の核の中にある遺伝情報の保存と発現を支配する23対の染色体を持ち、DNAとタンパク質が集まった棒状の構造体。アルカリ性塩基の色素によく染まるので「染色体」と名づけられた
せんずり 性的俗語 男性のマスターベーション、手淫。女性のほうはマンズリという
洗濯屋けんちゃん 風俗習慣 82年代に登場した裏ビデオで、裏ビデオのブームを惹き起した作品。ヴィデオデッキの普及に大いに貢献したといわれている
前置胎盤 医科学 胎盤が子宮口付近にかかっている状態。出産時に胎盤が先行するなどの問題を起す事もあるが、非常に危険とかいう症状でもない
前頭葉 医科学 大脳の前部に位置し、人間の意欲、学習、思考、自己制御などを司る部位
前立腺 医科学 前立腺は膀胱の下部に位置し、尿道と精管の結合部を囲むようにある。精嚢からの粘液と前立腺の分泌液と精子が混ざり合って、精液となり射精される。栗の実のような形で男性のみの生殖器。尿道を包み込む形になっていて、その肥大などが起きると、尿道を圧迫し頻尿や残尿などの悪さをする(前立腺肥大)。序だが、この器官を肛門から腸壁沿いに探り、指で圧迫刺激するのが前立腺マッサージというものである。電気ショックを受けたような快感の中射精するようだが、内臓器官への異常な接触と刺激だけに肥大や炎症を起しやすく、排尿困難や勃起不全のリスクがある。加齢などにより癌にもなり易い器官だが、早期治療で治療は可能、転移も少ない癌といわれている
前立腺がん 医科学 前立腺の中に出来る癌。症状は前立腺肥大と似ていて、尿道の圧迫、排尿困難、残尿感、尿意切迫や下腹部不快を感じるが無症状の場合もある。リンパ節や骨に転移しやすいといわれている。直腸指診やPSA測定などで診断する
前立腺肥大 医科学 中高年男性に多く見られる病気、4,50代で症状が現れ、60代の多くの人に肥大による疾患が見られ老化現象の一種ともいえる。尿道付近の前立腺が肥大し、尿道を圧迫することから起きる。癌と違い増殖するものではないので、生命に関わる事はない。症状は頻尿、排尿に時間がかかる、残尿感などである。前立腺がんと見分けがつきにくいので、検査は癌との識別に重点がおかれる。主に薬物で治療する
前立腺マッサージ 風俗習慣 肛門から指を入れ、直腸の壁を通して前立腺を刺激するサービス行為。時にはそれ程の勃起を伴わずに、射精してしまうこともあるが普通は膀胱及び陰茎の付け根付近がムズムズする程度の事も多い
千里も一里 故事ことわざ 恋をしている時は会いに行く道程は遠くても近く感じるもの、恋は盲目なもので距離感も美的感覚も常識も恋をすると影を潜める