SEXは人間のすべてを語る




区分 解説
養生訓 風俗習慣 江戸時代の貝原益軒が著した養生の心がけや人生哲学、食養、導引、良医の選択や心得、服薬法、鍼灸等など東洋の知恵を網羅する著作である。江戸時代の「性生活ノウハウ」の書でもあったが現代ではほとんど一笑にふす内容なので、儒教学書として読むべきもの。一般には「接して漏らさず」という言葉でおなじみ
羊水検査 医科学 出生前検査のひとつ。子宮内に針を刺し、羊水を採取、細胞を培養して染色体の検査をすること。若干のリスクもあるので重要な遺伝的問題があるなどでもない限り、常に行われる検査ではない。母体血清マーカーテストなどの検査が優先する
羊膜 医科学 子宮内で胎児を包みこんでいる胎盤の一部。最近は角膜治療で羊膜移植が注目されている
四畳半襖の下張り 社会文化 文豪永井荷風が金風山人という筆名で書き下ろしたといわれる発禁本。80年にわいせつ文書としてあらためて有罪判決を得るほどのエロティック文学の最高峰。今では何故か全文を読む事が出来るが、検挙する動きすらない。この四畳半襖の下張り事件でのワイセツ判断においては、過去の「チャタレイ夫人の恋人」はワイセツではないと判断したり、ワイセツ基準が曖昧である事を露呈、時代が許せばわいせつ性が消えるという法律に流動基準の概念を意識させた事は大きい
夜伽 性用語 ヨトギと読む:セックスをすること
夜這い 風俗習慣 深夜に半ば公認のような、非公認のような状況で、独身の男が独身の女の家に忍び込み、求愛行動を行う事。当然当時でも女性が嫌だと思えば、戸締りを厳重にするはずなので、来るべき男の予想もついていたものと思われる。また、特殊な祭などの夕べには、無礼講という有難い風習もあったようだが、人妻にチョッカイということは当時も簡単ではなかったようだ。しかし、このような風習には、生産手段が人間の手によって行われてきた証しのようなもので、農繁期には猫の手も借りたかった日本人の知恵が窺がえる
ヨヒンビン 薬理学 西アフリカ周辺特産のヨヒンベというアカネ草科の植物の葉や樹皮に含まれるアルカロイドで催淫作用があるといわれている。市販されている精力剤などには合成塩・塩酸ヨヒンビンが用いられている。最古の医療用勃起薬として用いられた
夜目遠目笠の内 故事ことわざ 夜見る女、遠くから見る女、笠をかぶった女、夫々ハッキリ見えない女性の姿は、ついつい美しく見えてしまうものだということ
四っ目屋 風俗習慣 江戸時代に両国にあった日本初の性具専門店。当時は性具よりも秘薬。媚薬が主体のようだった