(14)初級のセックステクニック Part3







セックスをする時の体位は無限にあると言ってもいいだろう。同じ男女がセックスで馴染むにしたがって色んな格好で結合、セックスのバリエーションを愉しめば良いわけである。理屈上は、こういう挿入だと子宮に当たるとか、Gスポットを刺激できるとか色々だが大事なことはふたりが気持ち良い結合状態なら何でも良いのだ。ただ上級者になると、結合を解かずに様々な体位に移行させるテクニックを身につけている。
多くの体位の説明は男の立場からの解説が多いが、本当は女性が初めて味わうようなスポットを探り当て、今までにない快感を感じてもらうのが上級者と呼ばれる男たちの心意気である


HOWTOSEX11 初級のセックステクニック Part1

HOWTOSEX11 初級のセックステクニック Part2


HOWTOSEX11 初級のセックステクニック Part3

G主な体位の効用
前項Fで解説した通り、性行為におけるヴァギナへのペニスの挿入は正常位が原点である。しかし、セックスを生殖行為から独立した概念にまで高めた大脳動物である人間は、快感を得る為のセックスを長い歴史の中で、文化としてつくり上げた。
江戸時代に性戯体位48手が完成したようだが中国やインドの性戯体位なども参考になっているのだろう。ただし、セックスにおける体位は文章化絵図化されたことで文化として根付いていったのだろうが、そもそも男女が性行為を神代の昔から行っていた以上、各々のペアーが好き好きな体位をしていたわけで、体位自体は無限に存在するものだといえる。特にどの結合体勢が何と言う体位かなど、どうでもいいことであり、二人が気持ちよくなれるなら逆立ちで結合するのも勝手である。
しかし、性経験が少ない男性ほど、女性に対して多くの体位を試してみたい欲望があるようだ。熟練してくると、それがどれほど馬鹿げた努力であり、女性のからだを玩具のように扱う所業であるか知ることになる。
お互いが自然に結合し、性的興奮の中で滅茶苦茶している内に、知らず知らずに多くの体位を経験するのが理想である。知識としてわざわざ学ぶ問題ではないと筆者は考えている。
しかし、HOWTOSEX=体位だと考えている諸君も多いだろうから、そのへんの期待に添ってみようと考える。
ここでは極めて常識的に行える主たる体位の解説に止めさせてもらう。動画・写真やイラスト抜きで体位を文章化すること自体ナンセンスでもあるので、程ほどにさせてもらう。

主たる体位
*正常位
 最も基本となる体位、自然に男女が重なり合って抱き合う姿勢。ペニスとヴァギナに角度のミスマッチが若干あるが、そのことよりも愛し合うという精神的満足も得やすい姿勢である。女性が上向きに横たわり膝を立てる、男性がその膝の間にからだを入れ挿入する。女性にとって肌の接触度も多く、抱き締められながら挿入されるという安堵感ナンバーワンな体位。腕、唇が自由なので、結合と愛撫が自由に行いやすく、セックスを始めるスタイルの本道である。そのままオーガズムまで至ることも出来る、万能の体位。他の体位への移動でも多才な変化を試みることが可能。例えば、正常位から屈曲位そして前座位、騎乗位などである。安いラブホテルのスプリングが妙にきいたベットなどでは以外に苦戦する体位だが、そもそもセックスをする時は、マットは固めが常識なのだ。男女の双方の動きは安定軸がないと結合中の躍動に第三者が闖入したような違和感だらけのセックスを強いられるので注意しよう。

*屈曲位
 正常位から簡単に移行できる体位だが、正常位で挿入に苦しむようなら、この体位から正常位に移行することも出来る。仰向けになった女性の腰が大きく自分方向に折り曲げるため膣口も幾分下向きが是正される。そのためペニスの挿入は容易になるが大柄な女性や身体が硬い女性では苦しいことがある。感じとしては真上からペニスを挿入している気持になれる。ペニスの挿入深度も充分なので、最後の体位などともいわれ、精液がこぼれにくい妊娠体位とも言える。ヴァギナにおけるオーガズム体位としては王様かもしれないが、クリトリスへの知らず知らずの刺激は少なめになる。男性は女性の両腿または脹脛などを両手または両腕で抱えることになるが、ここから女性の両足を幾分開かせて抱える乃至は担ぐ、足の角度を垂直方向に保ち、腰を沈めながら打ち込むようなピストンと膣奥への捻り込みは秘戯、上級編で解説予定。

*伸展位
 正常位や屈曲位から簡単に移行できる体位。女性は上向きのまま、腿を揃えて足を真直ぐに伸ばし、男性は前体位からのペニス挿入を維持した上で、女性の腰や両足を挟む形。女性が直線的に仰臥している状態でヴァギナにペニスを挿入できると一層いいのだが、これは上級者でも苦労する挿入法、結合のまま移行するか、腿を弛めてもらい再度挿入するなどの方が困難は少ない。
この体位は女性のマスターベーション時に多くみられる身体の姿勢なので、女性が下にいるのに自分のペースで快感を得やすい。自力で腰を動かし、男性の陰茎を利用しクリトリスを自分のペースで刺激出来る。ヴァギナへのペニスの挿入は浅いのだが、挿入している充実感も味わえる。膣奥に痛みのある女性などは絶対に歓ぶ体位といえる。
勃起力に問題のある男性、長さに問題のある男性の場合、ポジション自体難しい体位でもある。まして、女性がモリマンだった場合などは、挿入自体出来ないこともあるだろう。少なくとも、女性にとっては疲れないのに気持良い、結合部及びクリトリスが手に取るように意識できる体位である。筆者は優しいムズムズオーガズムを与える時に多用する。「もっと欲しい!」女性が一気にHというより助平モードに突入する体位だともいえる。この後で屈曲位に戻り、激しく攻め立てるのも上級者のテクである。
これほど意味のある体位にもかかわらず、何故君たちのバイブルAVには映っていないのだろうか、この辺りにもAVの落とし穴がある。この体位はビジュアル度はゼロに近いからである、男女が重なってるだけ、結合部も全然見えない、動きもモゾモゾしているだけ。到底男の視覚による性中枢を刺激することはないので、映像にはないのである。こんなシーンが10分も続くAVは最低だ、全然売れないのだ。しかし、現実のセックスでは君が上級者と勘違いされる体位でもある。

*前座位
 男性が胡座をかく、正座する、または上半身を起して両足を伸ばす等の体勢、女性がその男性の両腿を挟むように跨り結合する体位。跨ることを嫌う女性の場合は正常位スタイルの女性に足を開いて対座し、ジワジワと腰を近づけペニスの先端部を挿入、その後女性の腰をにじり上げる感じで男性の腰の上に乗せることで前座位を完成することも出来る。
若干騎乗位に近似しているが、男性の上半身が起きているところに相違がある。男性の下半身の体勢如何で幾分状況は変わるが、女性上位のように見えるが実は男性がリードしているところに特長がある。上半身が立位の状態なのに、下半身は安定結合しているという体位。
腰を移動させ、恥骨を上手に利用して腰を男性が動かすと(熟練を要する)、クリトリス・膣前庭への刺激も可能、勿論挿入深度は概ね深い。ただし、腿の太い男性はペニスが短くなるので不利な場合がある。男性は両手で女性の腰や背中をシッカリ抱きしめていないと、型崩れを起し易い体位でもあるが双方が熟達していると、唇や一方の手が使えるので挿入中の愛撫も充分可能である。また、男性が腰を引き、女性がのけぞることで一層の挿入深度とクリトリス周辺への刺激が起こり、驚くほどの結果をみることがある。

*騎乗位
 男性が仰向けになり、女性が膝を曲げてまたがり、直立状態のペニスを自分のヴァギナに挿入する体位。上半身を立てている姿は乗馬の騎手のような姿勢になる。基本的に女性がセックスをリードする唯一の体位だが、現実には女性の腰等を支える腕力が男性にないと、簡単に型崩れを起しやすい。女性のペースに合わせる男性の受身なテクニックが求められ、意外に難しい。女性が経験豊富だと、自分の好きにオーガズムを迎える動きに突き進むが、経験の浅い女性を上に乗せても、正直ただ重いだけということもある。
女性が男性のペニスを支点に、身体の角度を変える、動きを変えることで、自分好みの快感を得る事が可能。男性は基本的に両手が空くので、クリトリスなどへの愛撫も可能である。前座位からの移行、前座位への移行はスムーズ、正常位や屈曲位への移行も簡単に行える。
また、男性の疲労が激しくいまひとつ元気が無いときなどに、フェラチオも含めて完全に女性主導なセックスにも、利用される。角度によっては非常に深いボルチオへの刺激もあり、熟練者に向いている体位だといえる。
*女性が上から乗る体位では、ペニスとヴァギナが愛液で双方が充分に濡れていることが重要、確認を怠ると思わぬ痛みに遭遇する。

*後座位
 男性は両足を伸ばし、上半身を立てておく。女性が前座位とは逆に背中を向ける形で男性にまたがり、挿入結合する体位。一般的に体位の流れとしては、後背位や背後位からの移行が多い。一見苦しく動きにくい体位のように見えるが、オーガズムに達する確率は意外に高い。うしろから抱きすくめられ、ペニスを挿入、クリトリスをまさぐられ、乳房・乳首に強い刺激を与えられ、背中を唇で愛撫される、会陰部への接触も充分で苦しい体位にかかわらず、激しくイキやすい体位だといえる。
特に挿入時のペニスの角度が未開拓の膣壁を刺激するので、初めのうちは初めてセックスを知ったような感覚になる女性もいるようだ。ただし、時にペニスの角度がミスマッチで痛みを感じる女性もいるので確認しながら行う方がベター。早漏気味の男性に効果がるという説も多いが、この点は不明。
この体位はいつまでも女性が維持するには難しい体位なので、一気にイカセルか或いは中間的体位として新鮮さを与えたら、次の体位に移行するべきであろう。女性をうしろから責める体位には簡単に移行できる。
*カーセックスなど屋外での結合にも有効で、下半身だけ脱いで挿入する時にも便利な体位である。
*女性が上から乗る体位では、ペニスとヴァギナが愛液で双方が充分に濡れていることが重要、確認を怠ると思わぬ痛みに遭遇する。
*男性が上半身を倒し仰向けになり、女性も上半身を男性の足方向に倒して、挿入密着度を高くすることも可能。

*後背位
 ワンワンスタイル、バックスタイル、肘膝付位などとも呼ばれている、男性興奮の体位である。たしかに女性が四つんばいになり尻を突き出し、男性のペニスの挿入を待つ姿は動物界そのものである。
この体位におけるうしろから見る女陰の姿は男性にとって最高の景色になることが多い、アナル・会陰・大陰唇・小陰唇・お尻・太腿が一同に揃うため、中折れなどが起きたときカンフル剤の視覚刺激にも適している。
男性は膝立ちで女性の腰に手を添え腰をにじり寄せる感じでヴァギナの入口を探り、挿入することになる。ベテランでも女性によっては挿入しにくいスタイルでもあるので、ペニスの先に手を添えて、膣口の確認をした方が無難である。時にアヌス、会陰部を無闇に突く失敗が起こりやすいので注意が必要。
この体位の欠点は男女の体格上の調和がないと、必要以上に努力しないと結合も難しいし、動くこともままならない。下手をすると動くたびにペニスが抜けることも多々あるので注意しよう。女性の膝に座布団を敷く、逆に男性のほうが座布団に乗るとかの工夫も必要だが、動きはそれだけ制限される。ベットやソファーを利用すると相当楽になるが、動物的興奮は少なくなる。
出来る限り、お互いの腰の位置を上半身やお尻腰で調整するのがテクニックだが、長時間となると苦しい体位になってしまう。ポイントは女性が恥ずかしい体勢で挿入されてる興奮を、前向きに快感に向けるかどうかが重要になる。ピストンでの快感よりは、圧迫と手による乳首・クリトリスなどへの愛撫と言葉が重要なツールになる。鏡などがある場合には、その姿を女性に見せる、自分も見ることでの興奮も大きな性的刺激に繋がるだろう。
移行の体位は伸展位のバックスタイル、後伸展位、後座位となるが、後伸展位が最も無理がない。特に既に一度オーガズムに達している女性には、休息も含め後述「背後位」が望ましい。
*「背後位」はうつ伏せで両足を伸ばした女性に男性がまたがり、挿入結合する体位。アヌスへの突入などの間違いも起きやすく、思わぬ経験に遭遇する男女もいるようだ。女性のお尻の厚味が柔らかいクッションにもなるし、障害にもなる。結果的にペニスの挿入は浅いのだが、テクニック次第では思いもよらぬ快感を女性に与えることが出来る。この体位には上級レベルのテクニックが潜んでいるようだ。

*背後位
 後伸展位ともいう。うつ伏せに横たわる女性を後ろから抱きしめ、無理矢理お尻の割れ目から挿入する感覚が堪らないと、興奮気味に話す熟練者も多い体位。ペニスの挿入深度は浅いはずなのだが、女性のお尻の肉を上手に開くと深度も捨てたものではない。
耳の後、うなじ、背中、腰への愛撫には最高の体勢なので、このへんの利点を有効に利用したい体位でもある。男性の膝を伸ばして重なる、膝を曲げてヴァギナを変形させるような動きが出来る人々は上級テクニックを駆使していることになるので、君も一部は上級者なのだ。また逆に、浅い挿入ということは膣口付近(会陰も含む)への亀頭の動きがムズムズ伝わるという変わった感覚が、女性に静かでのんびりとしたオーガズムを与える場合がある。
女性によっては思いもかけずGスポットを発見するキッカケになることもあるようだ。ベテランになると、この体位でしばしの休息をとるという。最近では、此処で一服する男性は少なくなったろうが、それくらいのんびりとしたセックスが可能な体勢である。ここで水入りということで、ミネラルウォーターを口にするベテラン男女も多いという。

*側位
 この体位は体位なのか、体位移動中の体勢なのか、いまひとつ判らない体位である。正面を向き合って横になった男女が結合しているのが前側位。男性が女性の後ろに回って結合していれば後側位となる。後側位の方が若干バリエーションはあり、動きも多少加えられる。
時に肥満や体力不足の男性に向いているようだが、結合も浅く動きもママならず、セックスをしているというより、どうにか結合して休息している感じがする。後側位は女性の腹部への圧迫がなく、妊娠中の体位だともいわれている。
前側位から女性の片足を上げての結合は結果的に「松葉くずし」の体勢になり、挟んだ腿の動きによっては、クリトリスや恥丘への刺激も加えられ、独特のワイセツ感を感じることが出来る。後側位からも同様に、女性が片足を上げ、男性と足を交差して挿入する「松葉くずし」に至ることが可能である。

*立位
 男女双方が立ったまま結合すること自体、大変無理なこと。挿入に時間がかかり過ぎて、シラケル可能性が高いのであまり薦められない体位。女性側に何らかの支えがないと、ほとんど意味のない体位だが、ベンチの背や立木を利用してお尻を突き出させれば、挿入は可能だし、男性側もある程度動くことが出来る。正面を向き合う時は、女性を立木や壁などに押し付け、片足を抱えて挿入することになるが、動きはほとんど出来ない。
上記のように、立位は屋外で、どうしても結合したい時に用いる緊急避難の体位のようなものである。後述の「仏壇返し」も半立位と言えるだろう。浴室などで行うことも可能だが、この体位を歓ぶ女性は非常に稀である。浴室などで、転倒などしないようにしてもらいたいものである。
たしかに、稀に結合の危うさ浮遊感があってゾクゾクするという女性もいるようだが筆者は出会ったことがない。山の中で、立木を背に女性を抱きしめ、下着だけを取り去って濡れているヴァギナにペニスを挿入したい気持は理解するが、相当に困難な運動を強いられることを覚悟して欲しい。陰茎の長さに自信のない男性は一層困難になる。女性の腰の位置への協力も欠かせない。しかし、屋外で二人が興奮、どうしても結合したい時には試す価値はあるだろう。心理的刺激が最高という人たちも居るに違いない。


H特殊な体位
正直あまり変わった体位を知っているからといってエライわけではない。体位を沢山試みると気持が好くなるというものでもない。その体位で女性が極致の世界を彷徨うものでもない。どちらかといえば、アイッ馬鹿じゃないのと噂されるのが落ちである。
しかし、慣れ親しんだ二人が独自に編み出した世にも不思議な体位は、これは貴重だといえる、大切に二人の秘密にしておこう。というわけで、そうそう特殊、不思議な体位があるわけではない。あるとすれば、それは君自身の創意工夫の中にある。
ここでは参考までに、この世によく知られている48手の中から、快感が得られるかもしれない幾つかの奇妙な体位を解説しておこう。(文献により名称が異なるものもあるようだ)
試すのは自由なのだが、彼女に翌日別れると宣言されても保証は出来ない、偶には歓ぶ人に出会うかもしれないのだが、肉離れ筋肉痛などに襲われるリスクはかなりある。間違っても無理をし過ぎて、骨折捻挫などしないように注意してもらいたい。最悪は君の彼女への真の気持が疑われることである。

*「押し車」:後背位や背後位から移行して出来る体位。この体位に移行するには、男性の体が女性の股の間に入っていないと移行できない。挿入結合している部分への意識を高めながら女性の腰をジリジリと持ち上げる。男性は腿の外側や腰を女性の内腿に密着させる、女性は自分でも逆立ちをするつもりで男性の動きに協力する。つまり、両足を持って貰って腕でハイハイをする体勢になる。男女の協力が不可欠であるが、たしかに歩調を合わせて前に前進する時、膣が捻じれる感じがしないでもない。1分も持たないのが普通で、こんな体位につきあう女性はいるのかどうか判らん。

*「御所車」:騎乗位になっている女性が挿入されているペニスを支点にしゃがみスタイルで両腕両足の力で男性の体の上を回転する体位。騎乗位から後座位への移行とも言えるが女性の回転が男性の体と直角になったところでは、特別の刺激を感じる場合があるらしい。風俗などでは花時計などとも呼ばれている。

*「こたつ隠れ」:最近では滅多に見なくなった炬燵の中で向き合って挿入結合するという体位。たしかにエロチックである、炬燵の中で人知れず結合している様は想像の中で最高に気持ちよさそう。しかし現実に出来るのだろうか、おそらく無理である。脚が驚くほど高い炬燵があれば別だが、それでは炬燵の意味がなくなる。結局意味のない体位?いいえ、炬燵を抜きにみると、前戯愛撫段階で女性の外性器をペニスで愛撫する時に利用できる体位である。勃起を見せつけ「どうだ!逞しいだろう」と双方の性器に愛液を塗りこむには適した体位である。場合によってはそのまま亀頭を挿入、どちらかが上になる体位へ移行するのもいいだろう。

*「碁盤責め」:碁盤や将棋盤(その程度の高さのもなのなら勿論なんでもよい)に女性が手をつき四つんばいになり、男性が立った状態で後から女性の腰を抑えながら挿入する体位。どちらかというとペニスを突き上げる感じになるが、体格によっては相当に疲れるポーズ。見た目の絵柄は良いが、男女双方ともに不安定で長続きはしない。

*「獅子舞」:前座位の変形の体位。前座位で結合の状態から、女性が両腕を後にして自分を支える体勢をつくり、結合している状態で腰を男性の腿の間に落とす。男性は前座位で結合している女性の両足を抱え、胸または肩で支える。動きは女性がグラインドする程度だが、密着感は味わえ、女性が勝手にオーガズムを迎えることもある。

*「撞木反り」:後座位からの変形体位。後座位の状態から、女性が単純に男性側に上半身を倒せばこの体位になるが女性が単独で行うと、ほとんどの場合ペニスが抜けてしまうことが多い。男性が上半身で女性の上半身を抱くようにして倒れる方がいいだろう。しかし、挿入深度は非常に浅く、いつでも抜ける状態に近い。出来れば、結合部を下から抑えるようにして、ついでにクリトリスなどを愛撫すると意外な反応に出会うかもしれない。

*「宝船」:側位の変形で男女が足をX型に結合しながら交差させる松葉くずしの変形体位。X型で結合した状態で女性が男性の一方の脚を抱え上げながら上になり、抱えた脚を抱きしめ股間に擦りつけながら結合している体位。経験豊富な女性で男性が疲労気味な場合などに効果のある体位。密着度も意外に高く、上級者の気分を味わえる。

*「抱き上げ」:押し車の変形体位。女性は腕ではなく肘で上半身を支え、男性は膝で女性の股間ににじり寄り挿入、女性の両腿を腕でシッカリと抱えるため、腕力が試される。動きは男性の腰のグラインドが中心。経験上、女性の評価は全然駄目だそうだ。

*「達磨返し」:前座位からの変形体位。前座位で結合している状態で女性両腿をジワジワと曲げて、胸の方向に持ち上げる。女性の開いている両足を揃えさせ、腿を両腕で押さえ込むと、女性の下半身と上半身が畳まれた体勢になる。本来縛りの世界から発生した体位だが、上級者であれば紐がなくても応用は可能だ。女性によっては四つに畳まれて犯されるような興奮に、今までにはないオーガズムを迎える場合もある。このような体位でのセックスに良好な反応を見せる女性には緊縛的セックスを試みる価値はあるだろう。

*「燕返し」:後伸展位などから移行させることが多い体位。後からの挿入で深度が不十分な場合などに、女性の片足を抱え自分の胸方向に持ち上げる。女性は自然に苦しくなるので自分の背を反らせる体勢になる体位。男性は完成時には片方の腿で女性の持ち上げている方の腿を支える。動きは少ないが、膣が捻じれる分締めつけ感はあるようだ。

*「吊り橋」:正常位からの移行体位。正常位で挿入結合している体勢から、結合部をシッカリキープする形でお尻の下に腕を回し一気に膝立ちの男性の腰の高さまで持ち上げる。女性は両腕を後ろに回して上体を支える。動きは男性の腰使いのみとなるが、思いのほか結合が深く、クリトリスや恥骨への刺激も強くなることがある。
正常位や前座位から、男性の両腿に女性のお尻を乗せるように少し持ち上げ、腰を思い切り結合部に引きつけ、女性の寝ている上半身を幾分反らせる体位も応用として有効である。抑えている腰を強烈に引きつけ揺さぶると、女性は強制的にジャットコースターに乗りながら挿入されているような気分になることもあるらしい。

*「梃子かがり」:この体位はほとんど無理な体位である。いわゆるシックスナインの相互愛撫から移行する体位だ。男性上位でフェラチオとクンニリングスをしている状態を中止して、男性がその体の向きのまま女性の足先の方に全体を移動させる。陰嚢とヴァギナが触れ合う体勢から、女性は膝を曲げて最大限開脚、男性は腰を折り曲げる感じで出来るだけペニスを下に向く角度にする。勿論、これでも挿入は無理なので、最終的には勃起したペニスを下方にねじ折り何とかして挿入する。挿入後はヴァギナの柔軟性のお陰で、挿入時よりもペニスの角度は緩和されるが、概ね痛くて苦しく、動く気にはなれないようだ。何が好くて、こんな体位をするのか不明。

*「仏壇返し」:背後位から移行した体位。背後位は基本的に男女ともに膝をついた体勢で結合するのだが、この体位は女性は両手をつき、膝を伸ばした状態をキープ。男性は立ったままで女性の背後に回り、背の高くなったワンワンのヴァギナに挿入する体位である。絵柄は大変ワイセツだが、実行している二人にとって極めて不安定な体位だといえる。何となく野良仕事をしているオッカアの裾を捲って、オットウがそそくさと後ろから挿入している姿が見えてくる。五月蝿い舅姑の目を逃れた束の間の性行為と呼べるものかもしれない。

*「窓の月」:後からの側位の変形体位。後側位で結合している体勢から女性の一方の足を抱え、男性が片足を女性の股の間に差し入れる体位。ピストン運動をするたびに、男性の腿がクリトリス周辺を刺激し、ヴァギナも多少捻じれる体勢なので、双方満足することもある。

*「松葉くずし」:側位などからの移行が多い体位。松葉を2本交錯させたように、男女が結合した性器を交錯の中心点にして、互いの脚をX状にする体位。男女が横を向いたまま、女性がうつぶせになり、女性が仰向けになるなどのバリエーションがある。原則的に結合部の面積を広げることになり、深い挿入感が得られる。お互いの性器を目一杯擦りつけている、密着させている気分になる体位。男性の腿がクリトリスや恥骨部分を刺激することも出来るので、充分実際上も有効である。

*「深山」:屈曲位から移行した体位。屈曲させていた女性の脚を伸ばし、男性の両腕に任せる。男性は女性の両脚を持ち、自分の肩方向に持ち上げる。その後、両脚を引き上げ、腰を浮かせるところまで持ち上げる。女性は自分の首と両腕を支点に男性の動きに協力する。最後に、女性の両脚をV型に開くと結合部とペニスの出し入れを見ることになり、特に男性は興奮を覚える体位。

*「乱れ牡丹」:いわゆる後座位で女性の両脚を目一杯に開かせた体位。アダルトビデオやエロ写真ではあまりにもお馴染の、結合部の露出度NO1の体位。自分たちにとってビジュアルが最高ではないが、見ている側からすると感激の体位。自分たちが見たければ、ラブホの鏡などに映せば大変楽しめる。見ろ見ろと執拗に訴え嫌われた男性もいるので注意。正直動きはイマイチだが、後座位の特長であるクリトリスや乳房乳首への愛撫は完璧な体位。

まだまだ多くの体位があるわけだが、これ以上の体位を云々するのは「体位オタク」というものではないだろうか。それよりも、女性が望むものは何なのか、そのことに神経を向けるとが重要である。自分の助平心を満足するために大好きな、愛する女性の身体を道具のように扱うことは、最終的に君が泣きをみることになるだろう。
自慰や風俗での性欲の処理とセックスは別のものだと理解していても、その場になると助平心に押し流される男性が多いのは困ったものである。将来的に、そのような男性は、自分の大切な女性である恋人や妻に充分なオーガズムを与えることが出来ないと苦悩する男性になってしまうようだ。
体位など考える暇があったら、相手の女性がオーガズムを感じるまで、自分は快感を忘れるくらいの気持がないと、セックス上手と呼ばれることはない。ある一面では、セックスで女性に充分なオーガズムを与えることは、男性としてのそれ以外の女性へのサービスから解放乃至は猶予されることを充分認識しておく必要がある。


I挿入中の愛撫
 挿入中の愛撫はその時点での体位・体勢によって大きく異なる。基本的に自由に動かせる体の部分、手・指・腕・太腿・唇が主な愛撫に活躍する。俗にいわれている3所責め、4所責めも結合しながら、女性の首筋・うなじ・耳朶・乳首・背中・腰・恥骨・クリトリス・結合部・会陰・肛門・膝・足首・足指などに愛撫を行い、女性に一層の快感を与える。体位毎に具体的解説は省略するが、自分が自由になる身体パーツを駆使して、女性の触れられる処を試すように愛撫してみることが重要だ。あまり反応がない処は撤退、出来るだけ多くの女性の部分に触れてみて、その時の快感スポットを探る必要がある。同一の女性でも、日によって、時間によって、快感が多く走る部位が移動するので、女性の反応を感知する冷静さが求められる。耳が好きだからといって、馬鹿の一つ覚えのように繰り返しているとウザイという感覚になることもあるので注意して欲しい。「こいつは此処が弱い」などと思い込みが激しすぎると、マンネリのセックスが待ち受けているのだ。
しかし、挿入中のこれら愛撫に夢中になり過ぎて、結合部の意識が薄れないような努力も必要である。ヴァギナへの充足感を与え続けながら、「あっ!」という刺激を女性に与えるようにしなければならない。基本は乳首とクリトリス、会陰、肛門が主体となるが、その時の女性の反応によっては特定の部分である必要はない。頭皮でもいい、お尻でも、膝でもどこでもいいのが挿入中の愛撫の特長であり、難しさでもある。
ただし、この挿入中の愛撫で注意しなければならないことがある。挿入中に他の部分への愛撫で女性の快感が結合の快感に、他の快感が重なるように増幅される場合と分散や散漫な現象が起きることもあるので注意が必要だ。
また、何度目かのオーガズムを迎える状況(マルチプルオーガズム)での挿入中の愛撫と、一回目のオーガズムを迎える場合の愛撫は違うことを知っておくべきだ。特に一回目の挿入中の愛撫では、刺激の拡散が起きやすいので注意してもらいたい。マルチプルオーガズムに至った場合は、もう男がすべきことはほとんどない。ひたすら挿入結合しておくことで、女性が自分の意志のみで勝手気ままに楽しんでくれるだろう。

Jオーガズムの迎えかた
 男女が同時にオーガズムを迎えることが理想であるが、現実はそれほど簡単ではない。初級・中級レベルで同時にオーガズムの頂点に達することは、まあ、偶然の産物だと言える。数あるセックスなのだから、年に数回は経験出来るだろうが、決して意図的に出会えないものだ。勿論、そんなことはないという人々もいるのだろうが、概ねそれは軽度のオーガズム(ほとんど快感)の世界なのだが、幸せな錯覚であり、素晴らしいことである。
統計上、男性の挿入から射精に至るまでの10分以内に対して、女性が挿入後オーガズムに至る15分以上の間には既に5分間のズレが生じている。この5分は大きい、性のすれ違いである。何故こう云うことになっているのかは不明だが、たしかに、もうチョットのところで男性が射精してしまう傾向があるようだ。
中級レベルになると薄々判ることだが、そもそも男の射精が早すぎるのだから、オーガズムを一致させることに躍起となる目標は将来の目標としておき、先ずは何が何でも女性がオーガズムを感じるまで持ち堪えれば良いのではと考える。ほとんどの場合、このパターンで女性は充分に満足するので問題はない。ただし、一度オーガズムを感じた女性の中には、その後男性に動かれることを嫌う場合がある。このような場合は、ヴァギナの奥深くペニスを押し付け、圧迫を中心に射精するのが選択になる。
多くの女性がオーガズムを迎える場合、自らの積極的腰の動きが加わるので、本来その動きを邪魔しない腰の動きを男性がすべきなのだが、これは非常に高度な業である。多くの場合、女性のオーガズムを得ようとする無我の境地に横槍を入れることの方が多くなるのが現実。自信のない場合、平均点が欲しい場合は、女性が好き勝手に腰をせり上げ、擦りつけ、脈動律動するヴァギナとの結合部に神経を集中、女性の無我夢中の動きの支点になるのがベターである。つまりは動かずに腰をシッカリ結合部に押し付けておくことである。何度も経験し合った女性であれば、彼女のオーガズム求道プロセスが読めるであろうから、その最後の部分に向けて自分も射精の態勢に入るのもオーガズムの一致に近い状況を得る事が出来るだろう。
勿論、女性によって個人差やユニークなこともあるので、全員に通用するものではないことは当然である。残念ながら、男性の中には自分の思いのままに挿入し、思う存分ペニスを動かすことに生きがいを感じているというパターンも多いわけだが、それはそれで個人の自由である。そんな男性を好きだと思う場合もある、セックスは駄目でも他が良いからというこもある。
男女にとってセックスは重要な関係上の要因なのだが、それがすべてというものでもない。この辺になると人生観の問題、セックスマニュアルでどうのこうのは余計なお節介というものであろう。
オーガズムに到達しよう、到達寸前の女性の特長は、結合部を突き出す、息を止める、顔を緊張が走る、声は出さない、男性の身体を強く抱く、身体全体の筋肉が硬直するなどの特長を示すので、男性が興奮し過ぎていない限り判別は可能だ。この時重要なことは、ここだと!と一気にフィニッシュに向かわないことである。ホンのタッチの差で折角の努力が水の泡になることが多い。この辺が親しんだパートナーかどうかによって大きく違うし、性行為の体験数によって熟練していくところである。つまり、夫婦の性生活が最もオーガズムの一致を得やすい男女の性的環境だということになる。勿論、環境が最高でも、努力やその他の環境によってはオーガズムの一致など望めない場合も相当数あるのはお気の毒なことである。

K後戯
 さて男性陣が最も苦手としている後戯(アフターラブ)の話をしよう。この後戯についての情報をいろいろ調べてみると、一つの疑問に出会う。それは、セックスが終わった時点(性行為から後戯への転換時期)を男性の射精だと決めつけて解説がなされていることである。実は多くのセックス情報で引用乃至は参考にしているリソースがどうも1968年刊行の松窪耕平氏の著書「写真と絵で見る愛撫と性技」にたどり着くのだ。だから問題だというものでもないが、セックスの終了が男の射精に重きを置いている部分には時代背景が滲み出ているといえるだろう。
後戯において最も重要なことは、男女のオーガズムが男の射精時点でどのようになっているかである。男性が女性のオーガズムを待たずに射精した場合と、充分オーガズムを与えられた場合では、後戯はまったく異なったものになる。時には、射精は未だだが女性が深いオーガズムを迎えて力尽きた場合などの後戯もまったく別のものである。
それでは各状況における後戯について解説しようと簡単に説明出来ないのが、後戯の難しさである。
何故ならばだ、上級者になると多くの場合は射精前に女性が深いオーガズムを得る場合が多くなる。この場合、多くのマニュアルが解説するように、男は疲れ果て横を向いて寝てしまう状況設定はあり得ないのである。オーガズムを静かに味わう女性の休息時間は、男性も一休みする時間になるが、セックスはこれからである。このような場合には、最終的に双方が体力的限界に挑んでいるようなものなので、その男性が果てた(射精した時)は女性も青息吐息状態であり、双方に残された体力はほとんどなく、股間にタオルを挟んで眠り込むのが後戯になることが多い。
それでも無理矢理解説するとこうなる。

女性も程ほどのオーガズムがあり、適度に満足した状況で男性が射精した場合については、多くの解説が語るように男の生理と女の生理のミスマッチを双方が歩み寄り、ある程度の修正努力をすることだろう。女性は充分満足ではない場合でも、もう一度といった無理難題を表情に現さない(概ね期待は裏切られるのだから)努力が必要だろうし、男性は女性に対して、当分不要なものであるような態度を絶対にしないことである。即横を向いて寝る、シャワーを浴びに行く、着替えをするなどは完全な礼儀知らずというものだろう。せめて手を握る、軽いキスをする、腕枕をする程度の我慢はする必要がある。ただし、後戯だからといって前戯同様の愛撫を行うと、女性の身体を再び目覚めさせることになり、皮肉な結果を生むので注意すべきである。寝た子を起すような刺激は避けて、疲労感を滲ませながら女性の存在を忘れていない態度に終始すべきであろう。射精しても再度勃起が可能な男性は好きにするがいい。

女性が充分にオーガズムを迎えた後の後戯は、その女性の好みによって大きく異なるので注意しよう。深いオーガズムを迎えた女性の場合、実はこれ以上余計な刺激が欲しくないことが多いようだ。正直、オーガズムの余韻に浸りながら眠りにつきたいようである。そんな気持の女性の耳元で「愛してる」「よかったよ」「大好きだからね」などと言われても、それほどうれしくはないらしい。返事をしないと悪いかなと気を遣うばかりだそうだ。精々、射精したのなら、その後始末を男性がしてくれるとありがたい位になるそうである。

最も多いのが不十分なオーガズムで射精してしまった場合である。この場合の後戯は重要である、出来ることならヘタクソの名誉回復がしたいものである。しかし、今更勃起が短時間に起きるとも思えない、さあどうするかだ。一つは多くの男性がするように、ただ寝てしまうのが一つの選択だ。彼女が男性のセックスが上手か下手かでパートナーを選んだわけじゃないと、自信のある男性はその線でいいだろう。しかし、やはり彼女を満足させたい男性には心苦しさが残る。
このような場合、後戯とは言えないのだが、射精のフェイク(この場合射精したのにしていないフリをする)テクニックを身につけるのも方法である。そうして、女性がオーガズムを迎えるまで耐え忍ぶことである。この方法は難行だといえる、射精したにも関わらず萎えたペニスを結合したまま、腰を緩めずに女性の蠢きに協力するのである。オーガズムを求道している段階の女性の場合、結合さえ緩まなければ、ペニスが小さくなっていても、何とかオーガズムを迎えてくれる可能性が相当高いのである。
不十分なオーガズム状態の女性に後戯だという気持で様々な愛撫を繰り返すと、余計に火をつける問題も有り、状況を見極める必要があるだろう。女性によっては指などでオーガズムを迎えてくれる場合もあるし、諦めようと努力する人もいる。身体だけでも重ねていて欲しい女性もいる。この辺は個人差であり、一概にこうするものという決め手はない。

最後になるが、女性がまったくオーガズムの予感すらない場合は、射精後のコミニケーションとしての後戯は非常に重要かもしれない。オーガズムを与えることは出来なかったけど、でも俺はお前を愛してるといった行動や言動が次への期待として残されるだろう。軽いキスからヘビーな愛撫まで、女性の身体を射精の道具として扱っていないという自己表現が必要になる。兎角、オーガズムを未だ感じられない女性ほど、愛撫にコダワリがあり、どのような過程を男性が選ぶかで、愛のバロメータにしてしまう傾向があるので注意が必要である。
以上、初級のセックステクニックの解説を終わることにする。執筆上中級時には上級な情報も織り交ぜてしまい、反省しているが書き直す予定はない。しかし、冒頭でも申し上げた通り、個人がすべて少しずつ違いがあるように、セックスでも好みは多種多様である。セクシャリティという大きな枠組みでの違いもあるし、愛撫の好み、体位の好みなどなど性的指向性やディテールな感覚的詳細まで、すべてが異なると考えてもいいのが男女のセックスである。セックスマニュアルなどというものは、最大公約数的情報を列挙、幾つかの個人的体験を情報収集し、まとめたものに過ぎないことを理解しておくべきである
饗庭龍彦


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