(26)性感染症 うつされないコツ





性感染症は主に性的行為で感染するのですから、うつらない最高のコツは性的行為をしないことである。こんなことを書いてしまうと、詐欺のような話になってしうので、幾つかとっておきの知恵を紹介することにしよう。

誰でも判っている感染症を避ける方法はコンドームの装着だが、尖圭コンジローマやヘルペスは必ずしもコンドームで感染が防げるとは言えない。

筆者などは、性行為の歓びは粘膜(膣壁)と皮膚(陰茎)が直に触れる事で味わえると考えているので、原則コンドームを挿入時に使用することはない。しかし、30年以上相当多くの他流試合も行ってきたにも関わらず、性感染症とおぼしき病気に罹患したことがない。

そのような個別の体質を前提に、感染症にうつらないコツを書くのは、医学的にはどうかなと云う疑問は当然ある。個人の免疫力の違いもあるわけだから、万人向きとは言えない。しかし、筆者が感染症を発症しないと同時に、あらゆる性的パートナーにも感染させていないと云う事実もあるので、極めて個人的感染症にうつらないコツとも言えない。 *この情報で感染症に罹患したと文句を言われても、当方は関知しないので予め告知しておく。

さてそれでは、筆者の個人的条件から語ることにしよう。第一に完全に包皮から亀頭が出ている事が重要だ。尚且つ、亀頭の縁と包皮の繋ぎ目が充分に皮膚化している事も重要だ。包茎の人が感染症にうつりやすいと云うのは、この部分にある。オナニーであろうが実戦であろうが、充分に陰茎の皮膚を鍛えておく必要があると云うことだ。若い人ほど性感染症に罹患しやすいのは、陰茎の皮膚化が充分ではないことも一因にあげられる。

第二に唯一の粘膜になっている尿道口からの感染を防ぐために、実戦後出来るだけ早目に排尿することである。当然、事前、最中、事後に水を多めに飲んでおく必要はある。ただ、癖がつくと意外に排尿しようと思えば、量は別にして排尿は可能だ。

第三に、相手の女性が信頼出来る、出来ないに関わらず、必ずクンニリングスをすることだ。クンニリングスをすることで、異臭のあるオリモノに気づいたり、外性器の異常に気づくことが出来る。女性の場合、本人が感染していても症状が内在する事が多いので、本人も知らないことが多いものである。オリモノの臭いは感染症を知る重要な要素だ。また、尖圭コンジローマのコメ粒を見つけることも可能だし、ステージの上がった性器の異常を知ることが出来る。 *勿論、クンニリングスで異常に気づいても、もう止まらない云々は自己責任と云うことだろう。ただ、最低でもコンドームは装着した方が無難だ。

第四に、お薦めはしないが、事前に性感染症の治療に使われる抗生剤を服用する方法がある。何かが起きるかもしれないと思う24時間前に、抗生剤を服用しておく手はある。勿論医者がそのような事情で抗生剤の処方はしないので、各自の責任で考えて頂きたい。ただし、菌やウィルスを取り込んでいる可能性があるので、翌日他の女性と生で性行為に及んだ時、相手を感染させる可能性は残される。

第五に、出産した経験のある女性(経産婦)との性行為を中心にしていると、感染症のリスクは軽減する。特にピルなどを飲んでいる場合、産婦人科の検診がつきものなので、感染の有無が発見されやすく、産婦人科の敷居が低くなるので、自分の異常を察知して、ケアしている可能性も高くなる。但し、あまりに生活困窮者の経産婦の場合、異常に気づいても医者に行かないので要注意。

第六に、風俗や援助交際に関わる女性の場合、性感染しているリスクが高まるので、極力避けるのが賢明だが、やむを得ずする場合には最低限コンドームの装着が必要だ。それでも、尖圭コンジローマやヘルペスは避けられない。筆者なら、これに第四を併用するが、そこまでして見知らぬ女性と性行為をしたいとは思わない。

最後になったが、女性が性感染症から逃れる手段だが、短絡的な方法は、フェラチオをしながら陰茎のつけ根部から尿道口に向けてペニスをしごいてみると良い。多くの性感染症に罹患した男は尿道炎を併発しているので、尿道をしごき搾れば、乳濁色の膿を発見出来る。

以上、筆者の経験値から性感染症にうつらないコツを書いてみたが、うつらない絶対のコツはないだろう。信頼出来る特定のパートナーと性行為を行うのがベストだが、時に人と云うも、うつりぎなわけで、そのような場合の参考にしていただければ良いのかと思う。但し、この情報は個人的経験則で書いているので、あらゆる人に当てはまるわけではない。あくまで参考程度にとどめおいて頂きたい。

饗庭龍彦




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