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* | オーガズム発生装置、臨床試験参加者募集 11.28 | 26日付の英科学誌「ニューサイエンティスト」(電子版)は、オーガズムを体感できない女性にオーガズムを感じさせるという装置の開発者が、臨床試験に参加してくれる女性を探していると伝えた。同誌によると、装置「オーガスマトロン」開発者で米ノースカロライナ州在住のスチュワート・メロイ医師は、「試してみたい女性が一気に押しかけてくるかと期待していたが、実際はなかなか協力してくれる人が見つからない」と話している。同誌によると、メロイ医師は10月に地元女性が1人、臨床試験に参加。4年の間オーガズムを感じたことのなかったこの女性は、装置を9日間使い、夫と7回セックスしたところ、毎回オーガズムを感じたという。すでに別の女性の臨床試験参加が決まっているが、メロイ医師はさらに参加してくれる女性8人を探している。装置の費用は埋め込み手術の費用を含めて、1万3000ドル(約140万円)になる見込み。「オーガスマトロン」は2年前に開発が報道された。女性の背骨にペースメーカーのような装置を埋め込み、遠隔操作でつけたり消したりする。疼痛(とうつう)専門のメロイ医師が、痛みを抑えるペインリリーフ手術で女性患者の脊椎に電極を埋め込み、微電流を流したところ、女性が大声をあげて快感を表明。これがきっかけで、装置の開発を思い立ったという(CNN) |
* | 中学男子、避妊知識たった45% | 中学生は避妊や中絶に対する理解が不足している実態が、京都大学大学院医学研究科の木原雅子助教授らの大規模なアンケート調査でわかり、神戸市で開催中の日本エイズ学会で27日発表された。調査は、西日本の約20万人規模の市に住む中学生約7100人が対象。「避妊について知っているか」との質問に、「知っている」と答えたのは、男子が約45%、女子も約70%にとどまった。「中絶」についての問いではさらに少なくなり、「知っている」のは男子が約40%、女子は約65%だった。一方で、性行為とはどういう行為かについて、男女とも80%以上が知っていると回答。性の知識の情報源は、男女とも「同性の友達」(男子約70%、女子約50%)が最多で、男子は次いで保健体育教師、漫画、女子はテレビ、漫画だった。国内では年々、10―20代のHIV(エイズウイルス)やクラミジアなどの性感染症が増加しているが、背景には「様々な性情報がはんらんし、中学生の性に対する理解が偏っている」(木原助教授)という問題がある。木原助教授は「性について考える時間を中学時代から与えていく必要がある」と指摘している。(読売新聞) |
* | 佐渡島連れ去り監禁事件は「渋谷女子4人監禁」にヒント | 新潟県村上市で9月に起きた女子中学生連れ去り事件で、未成年者略取・逮捕監禁傷害などの罪に問われている同県金井町泉甲、無職近藤順被告(26)の初公判が25日、新潟地裁(榊五十雄裁判長)で開かれた。近藤被告は罪状認否で「拉致したという事実は間違いありません」と頭を下げたが、「ナイフを突きつけて脅してはいない」「彼女とは一緒にいると約束していた」と述べ、起訴事実の一部を否認した。冒頭陳述などによると、近藤被告は昨年10月に村上市を訪れた際、路上で被害者の中学3年の女子生徒(15)を見かけ好意を持った。その後、今年7月に東京都渋谷区のマンションに女子児童4人が男に監禁された事件をヒントに「少女と一緒に暮らそう」と考え、9月2日、下校中だったこの女子生徒を後ろから軽乗用車ではねてひざなどに軽傷を負わせ、気絶したところを車に押し込んだ。車内でナイフを突き付け、「騒ぐと殺すぞ」と脅迫。手首をロープなどで縛り、後部座席に乗せたまま連れ回した。その後、新潟発両津行きのカーフェリーで新潟県佐渡島に渡り、13日午後8時ごろまで金井町の自宅に監禁した。一方、弁護側は、犯行時、近藤被告は心神耗弱状態だったと主張した。検察側はナイフを所持していた銃刀法違反と、フェリーの職員をだまし、女子生徒分の乗船料金を支払わなかった詐欺の罪で、近藤容疑者を追起訴。併合罪の適用によって、起訴された中で最も重い罪である逮捕監禁傷害罪の最高刑(懲役10年)の1・5倍にあたる懲役15年が求刑の上限となった(読売新聞) |
* | 腫瘍の大きな乳がん発生 | 通常よりも大きな腫瘍が見つかり乳ガンと診断された女性の割合が、1990年代にわずかとはいえ上昇を示していたという驚くべき事実が、最近行なわれた分析で明らかになった。大きな腫瘍は死につながる確率が高い。上昇の原因はまだわかっていないが、肥満とホルモン補充療法の両方が腫瘍の大きな乳ガンを増加させた疑いがあると、複数の専門家が推測している。腫瘍の大きな乳ガンの割合は、マンモグラフィー(乳房X線検査)の普及によって小さな腫瘍の発見率が劇的に向上した時期にも上昇しつづけていた。米国ガン学会が行なった今回の分析によると、通常より大きな腫瘍の発生率は、白人女性の場合に限っていえば、1992年から2000年の間に毎年2%強の割合で上昇していたという(WIRED抜粋) |
* | 性転換とオリンピック出場資格 | 国際オリンピック委員会(IOC)のリュングクビスト医事委員長は23日、性別適合(性転換)手術を受けた選手が五輪に出場するには、手術後2年を経過することなどを定めた、新規則案の具体的な内容を明らかにした。専門家の意見を基にまとめた規則案は、十分なホルモン治療の後に性別適合手術を受け、術後2年を経過することを求める。男女どちらの性に変わった選手にも、この規定を適用するという。新規則案は現在、IOCの法務、選手両委員会が検討している。最終的に理事会が承認すれば、新しい性での五輪参加に道が開かれる(朝日新聞) |
* | 強盗強姦事件の15歳少年に初の刑事罰判決 | 刑事罰を「14、15歳」にも科せるようにした少年法改正(01年4月施行)以降、初めて15歳が逆送・起訴された福島県郡山市の強盗婦女暴行事件で、福島地裁郡山支部は20日、この無職少年(現在16歳)に強盗婦女暴行、監禁など五つの罪で懲役3年6月〜6年(求刑・懲役4〜8年)の不定期刑を言い渡した。14、15歳で逆送されて刑事罰が言い渡された初の例となる。宍戸充裁判長は「悪質で責任は極めて重い。刑事責任をまっとうする中で罪の意識を育てて更生、社会復帰を図るべきだ。被害感情や社会の処罰感情に照らすと、保護処分は社会的に許容されない」と刑事罰選択の理由を述べた。共謀の無職少年(17)=逆送・起訴時16歳=には懲役4〜7年(同4〜8年)が言い渡された。「刑罰ではなく保護処分がふさわしい」と2少年を家裁へ送り返すよう求めていた弁護側は控訴する方針。起訴された事実関係に争いはなく、刑事罰と保護処分のどちらがふさわしいかが争点だった。判決は「事前に役割分担を決めるなど計画的で悪質。成人被告が主導したとはいえ、2少年も積極的に婦女暴行などに関与した」と指摘、結果の重大さや悪質性を重視した。「更生可能性があり、少年院で処遇すべきだ」と主張する弁護側は、地裁が保護処分相当と判断した場合の家裁移送を定めた少年法55条に基づき、家裁へ送り返すよう求めていた。判決によると、2少年は中島順司被告(35)=懲役11年の判決を受け上告中=と共謀して昨年9月、郡山市の20代女性のアパートに宅配業者を装って押し入った。粘着テープで手を縛って現金約2500円やキャッシュカードを奪い、約21時間監禁して性的暴行を加えた。奪ったカードで約16万円を引き出し、新幹線乗車券(26万円余)も買った(毎日新聞) |
* | 埼京線集団痴漢、便乗痴漢に実刑 | 電車内で、居合わせた見ず知らずの男たちと、一人の女性の体に触る集団痴漢行為に加わった男に今月6日、懲役1年(求刑・懲役1年6月)の実刑が言い渡された。男は初犯で執行猶予付きの判決もあり得たが、東京地裁(岡田健彦裁判官)は「他人の痴漢行為に、加わるという悪質な犯行」と指摘した。捜査関係者は「まるでアダルトビデオに出てくるような話で、『軽率だった』では許されない。性犯罪への警鐘になるだろう」と評価している。強制わいせつ罪に問われたのは、さいたま市の広告デザイナー、K被告(34)。起訴状などによると、今年7月15日、JR埼京線板橋―十条駅間を走行する電車内で、同一グループとみられる男3〜4人が、女子学生(当時17歳)を囲み、体を執ように触っていた。K被告も近づいて下半身を1分以上触り続けた。警戒していた鉄道警察隊員に他の男らとともに取り押さえられたが、女子学生の証言から痴漢行為がはっきりしたK被告だけが逮捕された。K被告は「ほかの男性が触っていたので、その場(の雰囲気)につられて、一緒になって触ってしまった」と、動機を供述している。関係者によると、「体を触る」などの痴漢行為で初犯の場合は、執行猶予付きの判決が出されるケースが少なくない。ところが、笠井被告は集団の痴漢行為に加わったうえ、強制わいせつ行為に及んでいたため「より悪質」と判断され、実刑判決が出されたという。K被告は罪を認め反省しているが「実刑は厳しすぎる」としており、11日に控訴した(毎日抜粋) |
* | 亡夫の冷凍保存精子で妊娠、認知を棄却 11.12 | 西日本に住む40代の女性が、夫の死後、凍結保存していた精子を使って体外受精を受け男児を出産したとして、男児を夫の子として認知するよう求めていた訴訟の判決が12日、松山地裁であった。上原裕之裁判長は「夫は死後、体外受精が行われることに同意していたとは認められない」と述べ、女性の請求を棄却した。父親の死後に妊娠して生まれた子について、法的な親子関係の有無が争われた司法判断は初めて。訴えによると、女性は、夫が病死してから約1年たった00年夏、医療機関で生前に採取し、凍結保存していた夫の精子を使って体外受精をし、翌年5月に男児を出産したという。女性は夫の嫡出子(婚姻中の夫婦の間に生まれた子)として役所に出生届を提出したが、夫の死後300日以上たって生まれた子は嫡出子に当たらないとして、不受理になったという。家裁に不服申し立てをしたが却下され、最高裁まで争ったが、不受理が確定した。女性は昨年6月、男児を原告として同地裁に提訴。民法は、親の死亡から3年以内であれば、子は認知(死後認知)の訴えを起こすことができると定めている。今回の場合、女性は原告である男児の法定代理人で、訴えの相手方は夫になるが、夫が死亡しているため、松山地検が被告になる。裁判で、同地検は「死後認知は夫の生存中に妻が妊娠していることが前提」と反論。さらに「夫は、死後は精子を破棄するという取り決めを書面で医師と交わしており、同意があったとは言えない」と主張した。これに対し、女性側は「夫は生前、自分の子供が生まれることを希望しており、同意があったことは明らか。男児は家族から望まれて生まれた」と争っていた。女性側は、男児が夫の死後に体外受精で生まれた証拠として、男児の出生証明書や夫の両親の陳述書などを同地裁に提出した(朝日新聞) |
* | 米国での代理出産国籍問題で新解釈 | 関西在住の日本人夫妻が、米国人女性に代理出産を依頼して昨秋、米国で生まれた子どもについて、法務省は、この子に日本国籍を認めることを決めた。胎児の間に日本人の父親が認知していたとみなすことができるとの新解釈を編み出し、判断した。外国人の母と日本人男性との間の婚外子は、そのままでは母の国籍になる。日本国籍を得るには、子が母親の胎内にいる間に父が認知し、自治体に届け出る必要がある。同省は今回、日本人の夫の精子と米国人女性の卵子の受精卵を用いるとした代理出産契約があることから、これを「胎児認知」の根拠にした。この新解釈により、代理出産については胎児認知の余地が生まれ、代理出産の子どもの国籍取得がしやすくなる。この夫妻は当初、子どもを実子とする出生届を提出したが、代理出産の経緯を知った法務省が7日、「母から生まれていない」ことを根拠に不受理としていた。しかし、このままだと日本にいながら米国人として暮らさなければならないことから、子どもの立場を考慮して急きょ、胎児認知による国籍を認めた。今回の代理出産契約は、米国カリフォルニア州の裁判所が出産前に認めており、法務省は、父子関係については、この判決の効力を認めた。ただ、子どもを戸籍に記載するには、米国人女性を母とする出生届を判決文とともに出す必要がある。この場合、子は、父の非嫡出子となるが、夫妻で養子縁組をすれば、嫡出子と同様の権利をもてるため、法務省はこうした手だてについて、夫妻と話し合いを進める(朝日新聞) |
* | ナノテク応用、生体サンプル癌診断装置? | 現在シリコンチップの不良品の検知に使われているナノテクノロジーの手法が、将来全く別の分野で役立つことになるかもしれない。これまでのどんな手法よりも早期に、そして正確にガンを診断する技術に応用される可能性があるのだ。 米インテル社の工学、化学、物理学、ナノテクノロジーといった専門分野に携わるおよそ10人の研究者チームが、ナノテクノロジーを使った研究開発に取り組んでいる。研究チームは、人間の生体サンプルの分子ひとつひとつを調べて、分子単位で疾病を検知できる装置の開発を計画している。もし計画が成功すれば、これまであったどんな機器よりも正確無比なガン診断装置が実現することになる。ガンの最も初期の段階――治療が最も容易な段階――で、ガンの診断が可能になる(WIRED) |
* | 思春期スタート遺伝子発見 11.07 | このほど人間の思春期の始まりを決める遺伝子が発見された。これによって新たな不妊治療法の開発が加速するかもしれない。大量のホルモン分泌の引き金となり、ティーンエージャーを反抗的にし、にきび顔にし、性的成熟をもたらすとされているのがGPR54遺伝子だ。この遺伝子が突然変異すると人間やマウスが成熟できなくなることが、今回発表された論文に示された1。「こんなに素晴らしい発見ができるなんて思ってもみなかった。」こう語るのは、今回の研究でGPR54の機能解析に携わったマサチューセッツ総合病院(米国ボストン)のStephanie Seminaraだ。この遺伝子の活性を変える薬剤があれば、人間の生殖能力を抑制したり、助長したりできる、と彼女は言う。また思春期が早発したり、遅発する患者の治療にも役立つかもしれない(Nature) |
* | 米国史上最多の女性殺人事件 | 1980―90年代、米ワシントン州シアトル周辺で多数の売春婦らが殺害された事件で、殺人罪に問われた塗装工ゲーリー・リッジウェイ被告(54)の公判が5日、シアトルの地裁で開かれ、同被告は48人の女性の殺害を認めた。米メディアによると、殺人48件の有罪認定は米犯罪史上最多となる。一昨年11月に逮捕された同被告は当初、犯行を否認していたが、起訴事実を認めることで死刑を免れる「司法取引」が検察との間で成立。これを受け、仮釈放なしの終身刑が48回分言い渡される。法廷記録によると、同被告は82年から98年にかけ、いきずりの売春婦や家出の女性を自宅や車に誘い込んで絞殺。死体を川などに捨てていた。動機については「売春婦を憎んでおり、セックスのために金を払いたくなかった」などと供述している。ロイター通信によると、地元捜査当局は、同被告が殺害した女性は100人以上に上ると見ている。オレゴン州などで女性の死体が見つかった事件も関連を調べており、捜査陣は同被告の死刑に向け立件に執念を燃やしている(読売新聞) |
* | スーフリの余罪、11人で輪姦 | 早大生らが主宰するイベントサークル「スーパーフリー」(解散)のメンバーによる集団婦女暴行事件で、警視庁捜査1課などは5日までに、別の女子大生(18)に酒を飲ませ集団で乱暴したとして、準強姦(ごうかん)容疑で元サークル代表の元早大生和田真一郎容疑者(29)=準強姦罪で公判中=ら4人を再逮捕、法政大3年吉野豪洋容疑者(20)ら7人を逮捕した。新たに逮捕されたのは、吉野容疑者のほか元産能大生小泉創一郎(20)、フリーター関本雄貴(23)両容疑者らと慶応大生ら少年2人(いずれも当時19歳)。調べによると、和田容疑者らは4月27日午後、港区六本木でパーティーを開催。近くのビルにある居酒屋で2次会を開き、参加した女子大生に罰ゲームと称してアルコール度数の高い酒を飲ませて泥酔させた。その上で、和田容疑者らは午後8時20分ごろから同10時半ごろの間、女子大生を介抱するふりをして友人から引き離し、下の階のエレベーターホールに連れ出し、11人で乱暴した疑い。 (時事通信) |
* | 10代女性、B型肝炎ウィルス急増 11.05 | B型肝炎ウイルス(HBV)に新たに感染したことを示す血液が、10代の女性の献血から最も高い割合で検出されるなど、HBVの新規感染者が若年層に集中していることが2日までに、日赤の調査で分かった。大部分が性行為による感染とみられ、専門家から「無防備な性行為が増えていることを示しており、エイズの爆発的拡大の前兆」との指摘も出ている。若者中心の感染拡大が判明したのは、献血血液の安全性を高めるため、日赤が1999年から導入した核酸増幅検査(NAT)の結果。同検査は、ウイルス感染直後の血液を見つけ出すことができる。日赤は、2000年4月から02年3月にNAT陽性となった献血者の年代を調べた。すると、女性で最も多かったのは10代で、人口10万人当たり3・89人だった。(共同通信) |
* | カンジタ症多発、藤沢が再発売 | 藤沢薬品工業は、膣(ちつ)カンジダ症などに効果のある一般用医薬品「トリコマイシンK」を再発売した。2002年1月に販売を中止したが、消費者からの要望が多いため再発売した。 トリコマイシンKは抗生物質の「トリコマイシン」と「クロラムフェニコール」を配合した薬剤で、1日1錠を膣に挿入して使用する。膣カンジダ症のほか、トリコモナス膣炎、こしけなどに効果がある。10錠入り2100円(日経産業新聞) |
* | グルタミン酸で精子熟成 | 調味料や昆布などに含まれるうまみ成分として知られる「グルタミン酸」は、人の体内では神経伝達物質として脳内の神経細胞にしか存在しないと考えられていたが、岡山大大学院自然科学研究科の森山芳則教授らのグループは、膵臓(すいぞう)のランゲルハンス島や小腸のL細胞、精巣の精原細胞などにも存在することを突き止めた。グルタミン酸が血糖調節や、精子の成熟などに重要な働きをしていることを明らかにした研究結果は、15〜17日に横浜市で開かれた第76回日本生化学会大会で報告された。グルタミン酸は、脳内で記憶や思考などにかかわる神経伝達物質としての働きが知られている。森山教授らは脳内以外での存在を確認するため、グルタミン酸をため込む機能をつかさどるたんぱく質「小胞型グルタミン酸トランスポーター(VGLUT)」の抗体を作り、体内のさまざまな部位の細胞を使い抗体に反応するか実験した。その結果、ランゲルハンス島などの細胞と反応。神経以外の末梢(まっしょう)組織にもグルタミン酸による情報伝達系が存在し、細胞間の情報伝達という重要な役割を果たしていることがわかった。森山教授は「グルタミン酸の働きを解明することで、糖尿病や不妊症、統合失調症などの改善や治療法に結びつく可能性がある」と期待している。(毎日新聞) |
* | 男性肥満と不妊症 | 肥満の男性の場合、精子の数が少なく、その活動力も低いため、不妊患者になる可能性が高いと、英ザ・タイムズが17日報道した。米アトランタの医学研究所RBA(Reproduction Biology Association)が、52人の男性を対象に研究した結果だ。ウィリアム・ルドブシュ博士が率いる研究チームは、肥満度(BMI:Body Mass Index)と一回の射精で排出される精子の数を比較した。 「肥満度」は体重(単位キロ)を身長(単位メートル)の2乗で割った数値。 数値が25を超えれば「肥満」、30を超えれば「過肥満」とした。 「正常」(数値25未満)の場合、精子の数は平均1860万個である一方、「肥満」は360万個、「過肥満」は70万個と少ない。「肥満」の精子は活動力も落ちる。「肥満」が精子の質と量に大きな影響を及ぼす理由には▽股間の肥満がこう丸の温度を高めて、精子の生産を妨害する▽肥満が精子精算に関連したホルモンの生産パターンを変化させる−−という2つの推定が提起された(中央日報) |
* | 女性性欲促進・男性ホルモンを太ももに | 男性ホルモンのテストステロンを含有しているクリームを、女性の大腿部に塗ると、女性の性欲が促進されるとの研究結果が出た。豪AAP通信が14日報じたところによると、豪州メルボルンにあるジン・ヘイリ財団のスザン・デーヴィス博士は、米医学専門紙「閉経」の最新号にこうした研究報告を発表した。デーヴィス博士は、テストステロンの分泌量が少なく性欲が低下された閉経前の女性34人に、テストステロンクリームを1日10ミリグラムずつ12週間にわたって大腿部に塗らせ、その次の12週間は、にせ物のクリームを塗らせた結果、本物のクリームを塗ったときだけ、性欲と全般的な気分が高揚されることが分かったと、発表した。デーヴィス博士は、しかし、テストステロンクリームの効果は、女性の性欲を新しく作り出すものではなく、低下された性欲を治療するくらいのものと指摘した(中央日報) |
* | WHOがエイズにコンドームは無効という法王庁に反論 |
世界保健機関(WHO)は13日、ローマ法王庁(バチカン)の指導者たちが、コンドームはエイズ拡大阻止に役立たないとして使用しないよう世界のカトリック教徒たちに呼び掛けていることに強く反論した。WHOスポークスウーマンのファデラ・シャイブ氏は、科学的見地から言って、男性用コンドームがエイズを予防する効果がないと主張する者は間違っていると断言した。(写真はジュネーブのWHO本部)英BBCテレビは12日、一部のローマ・カトリックの指導者が、世界中のエイズ患者に対し、エイズウイルスはコンドームの微小な穴をすり抜けることが可能なので使用しないようにとの危険な勧告を行っているとスッパ抜いた調査報道番組を流していた。WHOは教会側の言い分に反論したもので、シャイブ氏は、WHOの研究でコンドームがエイズウイルスを90%阻止できることが証明されていると強調し、残りの10%は不適切な使用法によるものだと述べている。ローマ法王庁は従来、性道徳の乱れにつながるとして、人工的な避妊に強く反対する立場を取っている。〔AFP=時事〕 |
* | 男性避妊に新たな道 10.08 | オーストラリア・シドニーのANZAC研究所がこのほど、世界初の男性用注射式避妊薬の臨床試験を終え、実用化に向けて大きな一歩を踏み出したと明らかにした。ANZAC研究所は、男性に3カ月おきに人工黄体ホルモンの一種プロゲスティンを皮下注射することで、精子生産を抑制する避妊法を編み出した。黄体ホルモン(女性ホルモン)は男性の性衝動を減退させる効果もあるため、性欲維持のために4カ月ごとに男性ホルモンのテストステロンも合わせて皮下挿入した。この避妊法の臨床試験は5年間かけて行われ、参加した男性55人のパートナーは注射継続中は誰も妊娠しなかった。男性に副作用もなかった。参加者は避妊用の注射を12カ月間継続した後、生殖能力回復のため注射を停止した。治験に参加したシドニー在住の夫婦の場合、夫が避妊用注射をやめた7カ月後に妻が妊娠したという。これまで男性側に可能な避妊法というと、精管結紮(けっさつ)切除術(いわゆるパイプカット手術)しかなく、一度行ってしまえば、生殖能力の回復は不可能だった(CNN/REUTERS) |
* | 子宮内膜培養成功、がん・不妊治療に貢献 | 金大附属病院産婦人科(井上正樹教授)の京哲(きょうさとる)講師らの研究グループが、子宮内膜の細胞の培養に世界で初めて成功し、このほど特許出願した。内膜細胞の”
寿命遺伝子”を組み換えて不死化し、正常な細胞と同じ性質を保ちながら実験できるようになった。子宮がんや不妊症の原因を探る基礎研究の発展に欠かせない貴重な試料となる。
これまでは人の内膜細胞を取り出して培養しても一、二週間で増殖を停止するため実験で使うことは困難だった。一方、がん化した内膜細胞は条件さえそろえば際限なく増殖を続けるが、もはや正常な細胞の性質は受け継いでいない。そこで京講師はがん細胞が持つ不死化の性質だけを内膜細胞に与えるアイデアを思い立った。細胞の寿命を伸ばすために、がん細胞が持つ「不死化遺伝子」に組み換えた。さらに、細胞の分裂を止める「Rbタンパク」の働きを抑えるウイルス遺伝子を導入した。組み換えた後の内膜細胞はネズミに移植してもがんにならず、染色体などの異常もなかった。正常細胞のように女性ホルモンに反応するなどの性質は残っており、体内と同じ状況を保って実験できることを確認した。京講師によると、培養した内膜細胞を実験に使うことで、がんが発生する仕組みを解き明かしたり、不妊症の原因をつかんだりすることに役立つという。医薬品の子宮に対する効果を実験で確かめることも可能になった(北国新聞) |
* | 東京都、ブルセラショップの出店規制か | 小学生の少女が渋谷で誘拐され監禁された事件などを受けて設置された東京都の有識者会議(座長=前田雅英・東京都立大教授)は3日、「子どもを犯罪に巻き込まないための方策」をまとめた。いわゆる「ブルセラショップ」について、かかわった少女たちの生活を狂わせている可能性を指摘し、今後、出店規制を検討することを提言した。提言は、少女らが「ブルセラショップ」に下着などを売ることによって金を手にし、盛り場で深夜まで遊ぶ悪循環の中で犯罪に巻き込まれる危険性がある、と指摘。街づくりの観点から、出店規制を検討することを示した。また、風俗店などで働くことを勧誘する街頭の「スカウト」「キャッチ」の規制、子どもの深夜外出の防止などについても検討を促した。渋谷や新宿、池袋といった歓楽街には全国から少年や少女が集まってきている現状を踏まえ、都と警視庁は今後、条例制定も視野に検討を進める考えだ(朝日新聞) |
* | 日本企業の慰安旅行大脱線、中国珠海で300人集団買春? | マカオに隣接する中国広東省珠海市の高級ホテル、国際会議センターホテルが28日までに、「日本人団体客による買春行為」にかかわった疑いで、当局から営業停止を命じられた。中国や香港の各紙が報じた。中国外務省の孔泉(コン・チュアン)報道局長は28日、この問題について調査中としながらも「外国人が中国に来たら、中国の法律を守らなければならない」と不快感を表明した。最初に報じたのは、26日付の中国紙中国青年報。16日深夜にホテルに到着した中国人の宿泊客が「約300人の日本人男性団体客が若い中国人女性を連れ、エレベーターの中で女性の体に公然と触れるなどしていた。ホールには日本企業の創立記念日の行事案内の看板があった」などと話した目撃談を報じた。この中国人が団体客の1人に中国人通訳を通じて聞いたところ、「女遊びに来た」と答えた、としている。翌日の中国、香港各紙は同じ中国人の話をもとに、「300人の日本人団体客が500人の中国女性を集め、ホテルの大会議場で接待させたあと、女性を部屋に連れ帰り、買春した」と断定的に報じた(朝日新聞) 当該建設会社は集団買春を否定、一部の者が実行かと不安を口に。中国当局はその後、中国の売春組織首謀者と売春婦50人を拘束、解明に乗り出した。 |
* | ダイオキシン環境ホルモンの仕組解明 03.05.30 | 内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)のダイオキシン類が、細胞内で女性ホルモンの働きを乱す仕組みを、東京大学分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授らのグループが解明した。女性ホルモンがないとその代役を務め、ある時は作用を阻害していた。29日付の英科学誌ネイチャーに発表する。女性ホルモンが細胞内に入ると、ペアを組む物質「受容体」と結合し、特殊なたんぱく質を作る。この結果、女性は、体つきが女性らしくなったり、女性生殖器が発達するが、男性で欠乏すると精子を作れなくなる。加藤教授らは、乳がん細胞や子宮の細胞に、女性ホルモンがない状態でダイオキシン類を加えて培養したところ、女性ホルモンが作るたんぱく質ができていることを確認。詳しく調べると、ダイオキシン類は、独自の受容体と結合し、女性ホルモンと同じ働きをしていた。一方、女性ホルモンがある環境では、同じ結合体がたんぱく質の生成を邪魔することも突き止めた。【読売新聞) |
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* | 京大、ヒトES細胞作りに成功 | パーキンソン病や筋ジストロフィーなどの治療に役立つと期待されるヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)作りに国内で初めて、京都大再生医科学研究所の中辻憲夫所長らが成功し、27日発表した。この細胞は、神経や皮膚などあらゆる組織の細胞に育つ能力を秘める。失われた組織や臓器を修復する再生医療の切り札とされ、各国の研究機関が応用を目指している。国産化の成功で研究が広がりそうだ。ES細胞は受精卵を数日間、成長させてから細胞の一部を取り出して培養して作る。それを神経になる細胞に育てられれば、半身まひなどの治療に使えるし、骨を作る細胞ができれば骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療に応用できる。さらには心筋梗塞(こうそく)、糖尿病、やけどなど、その応用は幅広い【朝日新聞) |
* | 精子形成の蛋白質特定 | 精子を作るのに必要なタンパク質を、農業生物資源研究所(茨城県つくば市)と岡山大などの研究グループがマウスなどの動物実験で特定し、23日付の米科学誌サイエンスに発表した。このタンパク質は「FKBP6」と呼ばれ、臓器移植やアトピー性皮膚炎の治療に広く使われている免疫抑制剤FK506に結合することが知られている。同研究所の野口純子主任研究官は「抑制剤との結合で精子形成に必要なタンパク質が不足する可能性があり、投与の影響を検討する必要がある」としている。グループはこのタンパク質を作る遺伝子が欠損した無精子症のラットとマウスを使い、電子顕微鏡などで精子が作られる過程を調べた。精子のもとになる第1次精母細胞では、対となる2本の染色体が結合するが、FKBP6が無いと、対ではない染色体でも結合することが判明。この異常で、染色体の数が半減する減数分裂が停止し、精子が作られなくなることが分かった。卵子でも減数分裂は起こるが、FKBP6が無くても異常は起きなかったという。(共同通信) |
* | チンパンジー分類はヒト属に | チンパンジーはゴリラやオランウータンよりはるかにヒトに近く、分類を見直して同じヒト(ホモ)属とすべきだと改めて提唱する論文を、米ミシガン州のウェイン州立大学のモーリス・グッドマン教授らが20日、米科学アカデミー紀要の電子版に発表した。ヒトの全遺伝情報(ゲノム)がほぼ解読されたことを受け、たんぱく質を作る働きのある97個の重要な遺伝子についてDNA塩基配列を類人猿と比較したところ、チンパンジーは99.4%も一致したという。 (時事通信) |
* | 児童ポルノ法改正案 | 与党は6日、児童ポルノの取り締まり強化のため、児童ポルノ画像をインターネットのホームページに掲載したり、メールで送信したりする行為の禁止を柱とする児童買春・児童ポルノ禁止法改正案を今国会に提出、成立を目指す方針を固めた。現行法は、販売を目的とした児童ポルノ写真やビデオテープの製造・所持などを禁止している。自民党児童買春等対策特別委員会がまとめた改正案骨子は、目的を問わずにホームページへの掲載や、友人間などの特定・少数者への提供を禁止し、罰則を最高懲役3年としている。また、児童ポルノを不特定多数に販売・流通させたり、児童買春をあっせん・勧誘したりする行為の罰則について、上限を懲役3年から同5年に引き上げる。改正案骨子は、児童ポルノの自己利用目的での所持(単純所持)も禁止しているが、表現の自由にかかわるとの指摘があるため、罰則は設けないとしている。(読売新聞) |
* | 万能細胞から卵子 | あらゆる臓器や組織に成長する能力があり、万能細胞と呼ばれる胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から、卵子を試験管内でつくることに、米・ペンシルベニア大とフランスの共同研究グループが成功、2日付の米科学誌サイエンスの電子版に発表した。ES細胞から卵子がつくられたのは初めて。ほ乳類の生殖細胞がどのように形づくられるのかや、不妊治療の基礎研究に役立つ成果だ。だが、人間に応用されれば、受精卵から精子や卵子を人為的に大量につくり、遺伝子操作などを加えやすくする技術にも結び付くため、新たな倫理問題を提起することにもなりそうだ。ES細胞は、さまざまな細胞に分化することが多数報告されている。しかし、生殖細胞に分化させた例は少なく、日本で、精子の前段階の細胞をつくったことが報告されているが、卵子についての報告例はないという。(共同通信) |
* | 02年ストーカー・データ | 昨年1年間に全国の警察が摘発したストーカー規制法違反事件は前年比25・4%増の178件に上ったことが20日、警察庁のまとめで分かった。このうち交際相手につきまとうなどのストーカー行為は170件で、禁止命令に従わずに行為を続けた「命令違反」が8件だった。同法に基づく警告は965件(前年比10・8%増)、禁止命令は32件(同11・1%減)。警察への相談件数は2万1696件(同13・7%減)だった。一方、全国の警察がストーカー事案とみて昨年1年間に対応した1万2024件を分析したところ、被害者は88・1%が女性で20歳代が40・3%を占めた。ストーカー行為者は89・6%が男性。ストーカーの形態別では、つきまといが51・5%と最も多く、次いで面会・交際の要求47・5%、無言電話34・7%の順だった。(共同通信) |
* | 法律上の実母は「産みの母」民法特例で法務省 | 法務省は28日までに、夫婦が不妊治療で第3者から精子や卵子の提供を受けて子が生まれた場合の親子関係について、出産した女性を子の実母とし、提供精子による出産に夫の同意があれば夫を実父とする−ことを法律で明文化する方針を固めた。卵子や精子提供者との子の認知をめぐるトラブルを避けるのが狙いで、5月20日に開かれる法制審議会・生殖補助医療関連親子法制部会で具体的な検討に入る。今秋にも要綱案をまとめ、厚生労働省が来年の通常国会に提出予定の生殖補助医療法案に民法の特例規定として盛り込む方針だ。民法そのものの改正は行わない(時事通信) |
* | タバコ流産の危険は子宮筋肉の収縮 | たばこを吸うと、子宮の筋肉が収縮しやすくなることを関西医大の安田勝彦助教授らのグループが妊娠したラットを使った実験で突き止め、福岡市で開催中の日本産科婦人科学会で14日発表。既に妊娠中の喫煙は流産や早産につながる危険性があると指摘されている。同助教授らは喫煙で子宮筋収縮が誘発、促進されることが、その一因になっている可能性があるとみて、詳しいメカニズム解明を進めている(日経新聞) |
* | ヒトゲノム解読、完全完了宣言 | ヒトのすべての遺伝情報であるヒトゲノム解読計画で、日米英など6カ国は14日、「解読完了」を宣言した。00年に90%を読み取った「概要版」が発表されているが、科学的には今回が本当の節目。遺伝子は約3万2000個とわかった。病気に結びつく遺伝情報の研究をはじめ、こうした情報がどのように働いて生命活動を担っているのかなど、生命科学研究の基盤ができたことになる(朝日新聞) |
* | 代理出産を正式に禁止 | 日本産科婦人科学会(中野仁雄会長)は12日、ほかの女性が妊娠を引き受ける「代理出産」を、会員の医師が行ったり、あっせんすることなどを禁止することを正式に決めた。福岡市で開催中の学会総会で承認された。〈1〉妊娠と出産ではぐくまれる母子のきずなを無視することになり、子の福祉に反する〈2〉社会全体が許容しているとは認められない――などが理由(読売新聞)*諏訪マタニティ根津院長を狙い撃ち |
* | 人間を含む霊長類でのクローンには壁 | 人間を含め、霊長類でのクローン作りは技術的に困難とする研究成果を、米ピッツバーグ大などのチームがまとめた。アカゲザルを使ったクローン作りの実験の結果、霊長類の細胞はクローン技術で著しく不安定になることがわかった。成果は11日付の米科学誌サイエンスに掲載される。(読売新聞) |
* | 本格的ホルモン療法などの実態調査 | 更年期障害の治療に使われるホルモン薬【女性ホルモンを補うホルモン補充療法(HRT)】や生活習慣が女性の健康にどんな影響を及ぼすか――こんな研究を群馬大の林邦彦教授(医療基礎学)らが始めた。看護師5万人に協力を求め、10年間調査する。主目的の一つはホルモン薬の影響。乳がんのリスクを高めると指摘されるが、効果も副作用も欧米のデータによるのが実情なので日本人での評価を目指す |
* | 桶川ストーカー殺人 | 埼玉県桶川市で4年前、女子大生の猪野詩織さん(当時21)が刺殺された事件の警察の捜査をめぐり両親が県を訴えていた裁判で、さいたま地裁は26日、警察の違法行為を認定し、550万円の支払いを命じた。しかし、最大の争点だった「適切な捜査が行われていれば詩織さんは殺害されなかった」という因果関係は否定された。裁判では被害者の人格に言及した部分に注目が集中 |
* | 性同一性障害で結婚の夫?に養育権 | フロリダ州クリアウォーター(CNN) 女性として生まれたが、性同一性障害のために男性として生活している人が女性と結婚した。2人は現在、離婚交渉中で、子ども2人の養育権を巡って争っているが、当地の裁判所は21日、「夫」を法的に男性と認め、養育権も認める判決を下した。「染色体は性を決める要素の1つに過ぎない。社会的役割や、自分が自分をどちらの性だと思っているかが、本当に性を決めることになる」と述べ、マイケルさんを法的に男性と認めて2人の結婚を有効とし、子どもを主に養育する権利がマイケルさんにあるとした |
* | 世界初のクローン羊ドリー死亡 | 96年世界初のクローン羊ドリーがウィルス性肺がんのため安楽死。ドリーは98年にボニーを出産したが、その後高齢羊にみられる関節炎の症状が現われ、クローンの早期高齢化が指摘されていた。新興宗教団体ラエリアのクローン人間証明もどさくさに紛れて”うんともすんとも”やはりデマだったのでしょう |
* | セクハラ訴訟で両親にも慰謝料認める | アルバイト先の会社で男性社員(31)からセクハラを受けたとして、広島市内の女性(20)と両親が、社員と会社に計約1300万円の慰謝料を求めた訴訟の判決が16日、広島地裁であった。田中澄夫裁判官は「両親が受けた精神的苦痛も著しく、娘の生命が害された場合にも比肩する」とし、両親に対する慰謝料も含め、両者に計約260万円を支払うよう命じた。女性側代理人によると、セクハラ訴訟で当事者以外の慰謝料が認められたのは珍しいという。 |
* | 買春事件、女子中学生急増 | 今年1月から10月までに児童買春事件の被害に遭った少女や少年は1275人で、前年同期より28%増えていることが、警察庁のまとめた少年非行の概要から分かった。中学生の被害が急増していて、これまで最多だった高校生を抜いた。性的被害に遭う少女らの低年齢化が進んでいることを示している。児童買春事件で容疑者が逮捕や書類送検されたのは1月から10月まで1525件。前年同期に比べて37%増で、すでに前年1年間の1410件を超えている。うち出会い系サイト絡みは666件で、前年同期の2.3倍に急増している。(朝日新聞) |
* | 高3女子45.6%が経験者 |
東京都内の高校3年生の女子のほぼ半数が性交を経験? 性教育に取り組む教師らによる性意識・性行動のアンケートで高3女子の45.6%が、性交について「経験済み」と答えていたことが分かった。81年の調査開始以来、最高の数値。一方、経験後「いつも避妊した」高3女子は約2割と過去最低。調査した教師らは「異性とのかかわりを学ぶ教育が必要」と指摘している。この調査は東京都幼稚園・小・中・高等学校性教育研究会が3年ごとに手がけている。最新アンケートは1月、都内の男女高校生3064人(有効回答約9割)を対象に行われた。前回と比べ高3女子の性交経験率は6.6ポイントの増。同学年の男子は37.3%で前回と比べ0.5ポイント減った。96年に逆転して以降、女子が男子を上回っている。初体験は高校1年に多く、男子は中3の2倍、女子は3倍に率が増えている。一方、避妊については「初交時」には、高3で男女とも約6割が実行しているが、以後「いつも避妊した」は男子48.2%に対し女子は21.9%にとどまった。(朝日新聞) |
* | セックスでの快感は46% | 2002年米雑誌プレイメイトのアンケートによると、13歳から50歳の米国人女性の85%がオナニーを実践していることが判明。男性とのセックスとの比較においては、驚くことにオーガズムに達する確立はセックス46%に対してオナニー100%の答えを得た |
* | 出生率1.33戦後最低 | 1人の女性が生涯に出産する子どもの数の平均を示す合計特殊出生率が、01年は1.33と戦後最低を記録したことが、厚生労働省が7日発表した人口動態統計の概況でわかった。新世紀にあやかったとみられる結婚の増加で、結婚数は前年より増えたが、生まれた子どもの数は統計が残っている1899年以来、最低になった。 |
* | 新たな不妊治療法 |
原因のはっきりしない不妊の夫婦が、自然に近い形で妊娠できる新しい治療法を、不妊治療施設の加藤レディスクリニック(東京都新宿区)が開発した。性交の後に卵子を採取して子宮に戻し精子と出あわせる手法で、現在6組が妊娠中。こうした場合には体外受精が一般的だが、排卵誘発剤を使うなど患者の負担が大きい。新手法は体外受精を使わずに赤ちゃんをもてると期待され、費用も安くなりそうだ。
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